ブログネタ:おばけ屋敷の思い出は? 参加中

態度でかいくせに実はお化け屋敷が苦手なんです。そんな女将の唯一のお化け屋敷体験、ディズニーランドのホーンテッドマンションの思い出を今日はお送りしたい。

あれは女将が中学3年生、翌日に公立高校の合格発表を控えていた3月のある日のことであった。緊張している生徒達を少しでもリラックスさせようと、学校が遠足を催してくれました。場所は東京ディズニーランド。女将の中学は千葉にあったので、結構気軽に行けたのである。

遠足の当日、ディズニーランド入り口で生徒達にパスポートを配った先生が一言付け加えた。

「今日は全国各地の他の中学校からもたくさんの生徒達が来ています。くれぐれも喧嘩などしないように!」

女将は、仲良しのMちゃんと一緒に、他のアトラクションをこなした後、ホーンテッドマンションにやってきた。平日だというのにすごい行列。そしてその8割がそれぞれの制服に身を包んだ中学生であった。
『どこから来てるんだろう。ディズニーランドはひょっとして初めて?私はねえ、2回目!!』
他の千葉の子供と比べたら、その回数ははるかに遅れを取っていたが、そんなことなどおくびにも出さず、慣れた人を気取る女将15歳であった。

そしていよいよホーンテッドマンションに乗り込む。

ここであえて説明する必要があるのか、はなはだ疑問だが、そんな自分を叱咤激励して説明すると、ホーンテッドマンションとはお化け達が好き勝手に住みつく洋館で、ラブチェアーのような二人乗りの乗り物で彼らのどんちゃん騒ぎの間を練り歩くというもの。お化けはすごくリアルなんだけど、怖さとしてはうーん10点満点中4てところでしょうか。ただし、真夜中にたった一人で乗り込めと言われたらその星は一気に9まで上昇するであろう。

その日はもちろん超満員。ガヤガヤ騒がしい中、女将とMちゃんもラブチェアーに乗り込んだ。5分ほど乗った頃であろうか、二人は同時に顔を見合わせた。別に恋に落ちたわけでは無い。前方がやたらめったらうるさいのである。とにかく一つ一つのお化け達を丁寧に拾い上げては、大げさに悲鳴を上げる女生徒集団が女将達の椅子2つ程空けた前方にいるのであった。

女将「前の連中うるさいねえ」
Mちゃん「リアクションするにも程度ってもんがあるよね」

女将とMちゃんは耳打ちし合うのであった。
そして更に5分、ついに溜まりかねたMちゃんと女将は前方の彼らに向かって叫んだ。

M&女将「うるさーい!!!!むかっ

すると

前方生徒達「なにーーーーーむかっ???

前方からのレスポンス。どうやら試合開始のゴングが鳴ったらしい。

M&女将「だからうるさいっての!!静かにしてくんない?」
前方生徒達「な、なんだとー!表で待ってるからな!」

あーあーあー。先生ごめんなさい。売られた喧嘩は買うのが千葉っ子。というか売ったのはこっち。

Mちゃん「こりゃしょうがないね」
女将「うん、しょうがないね」

二人はこれから繰り広げられるであろう一戦に備えて、お化け達に囲まれながら作戦を練ったのであった。

そして出口。いました、いました、女生徒4人がお出迎えです。
さてと、どっから行くか、一歩踏み出した瞬間、脱兎のごとく走り去る女生徒4人。
え?なになに?戦わずして勝っちゃった?
そう言って手を合わせてはしゃぐ女将とMちゃん、15歳女の子
二人の身長はそれぞれ168センチ170センチであった。

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