空港の手荷物検査場って、その国の特色が良く出るなあ、とつくづく思う女将である。特にロンドンのテロ以降。

神経質なところは、それこそキンコン鳴るゲートをくぐらせて、更にキンコン鳴ろうが鳴るまいが、ハンディータイプの金属探知機(でいいのかな?)をかざしてみたり。ゲート意味ねー、なことやってます。

アムステルダムの空港では、搭乗口にCTスキャンみたいな、重々しい機械が添えつけてあって、そこに入ると瞬時に360度ボディーチェック!ってな文句だったので、どきどきしながら入りかかったら、「使用不可」になってた、ってのもあった。はったりじゃないの?なんて思ってみたり。

かと思いきや、今回のイタリアのピサ空港なんて、やる気の無さ前面に押し出してたなあ。
6人職員いて、キンコンゲートはひとつのみ。で5人はくっちゃべってて、一人がすごく要領悪く働いてた。検査場の入り口から向こう、長蛇の列だってのに。しかもゲートくぐらせてから「搭乗券見せて」って言ってたな。普通キンコンチェック前に見るもんだけど。

さて、国内外と色々な空港を使ってきた女将だが、いまだ良く分からないのは、手荷物検査の時に靴は脱ぐのか?脱がないのか?である。

イギリスはまず脱がせられます。でも国によってばらつきがある。
だから例えばごっついブーツ履いてる時なんて、どうしようって思っちゃう訳です。
わざわざ腰曲げて脱いだのに「なにもそこまで」ってな顔されてみて。凹むから。
なに赤の他人に自分の靴下見せてんの?って自分に突っ込み入れるから。
逆に、「別に靴脱げって書いてないし」って何もせず余裕こいてると、「ちょっと靴、靴!」って言われちゃったり。あれって統一してないんでしょうか。

そして、手荷物検査で靴を脱ぐことにたいして、思わぬ災害があるってのお気づきですか?

あれはボーンマス空港を使った時のこと。
地方都市のちっちゃな空港なので、もちろん手荷物検査場もそれに比例してちっちゃい訳です。
そこに、大勢の人たちが列をなして、自分の番を待ってました。部屋はもうギューギュー。列とぐろ巻きまくり。もちろんみな、靴を脱いで手に持ってます。

そこまでは普通の光景です。何がすごかったって

部屋に充満する足の臭い!

いやもう、すごいのなんのって。私、誰かの靴の中に入っちゃった?って位の強烈な汚臭。
もちろん、犯人は分からない。
というか、犯人は複数。分かったのはそこまでです。

あれ、職員たまらないだろうなあ。でもやらんわけにもいかない、っていうジレンマ。

以上、どんな職業にも苦労はつきもの。そういうお話でした。


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