本日は、女将のマイ自転車を初公開したい。ジャン!



近所のスーパーの「売ります買います」コーナーで見つけました。

Pashleyというブランドで、昔郵便配達の人達が使ってた、それは由緒ある自転車で、復刻を望む人達に答えるべく復活した有名なやつなんだ。うちは中古で買ったけど、新品だったら相当な値段なんだから、それをだねえ、約半額で手に入れた、女将は本当にラッキー。。。。うんたらかんたら。(以上スーさんの弁)

要するにママチャリ。以上。

ここで、イギリスと日本での自転車の違いを説明しよう。

日本では「庶民の足」である自転車。値段も手ごろなのが豊富にあるので、一家に一台、いや家族の分まで揃えているご家庭もあるだろう。
だが、ここイギリスでは自転車は「スポーツの一種」。体にぴっちりした服を着て、サングラスにヘルメット。競輪選手のようないでたち。しかも!車道を走らなきゃいけない。これ、かなり怖い。

車道を走りながら、右折したい時は後ろの車を確認して車道の真ん中まで出なきゃいけない。
手信号と共に。もう一度いいます。手信号です。
腐ってもシティーガールの女将がこれをマスターするのに、というか照れずにやるのに結構時間掛かった。だが、これを怠ることは、死をも意味する。それを悟ってからはガンガン出しまくってる。やたらめったらバタバタと。

女将の先ほどの自転車は、イギリスでは3台目である。ここまでたどり着くまでに紆余曲折があった。というのも、先に述べた「庶民の足」と「スポーツの一種」の違いの為、ママチャリ自体がなかなか無いのである。そのためシティーガールの女将にあてがわれた自転車は、というと。

記念すべき1台目をご紹介します。こちらです!


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乗れるか!!!!

女将はスーさんに懇願した。
私は中野浩一でも橋本聖子でもないので、カマキリハンドルはやめてくれ。それと複雑なギアチェンジも。ハンドルはT字。そしてカゴが欲しい。それだけ、たったそれだけの希望、なんとか叶えてやってはくれまいか。

一方スーさんは渋々顔であった。
(こーんないい自転車前にしてよくもまあ。T字ハンドルにカゴなんてオランダ人じゃあるまいし)
だが、サイクリングの度に涙目になる女将のために、ついにスーさんはネットオークションで自転車を競り落としてくれた。こちらが2台目



ハンドルがT字になってる!歩み寄り始めたか?そしてカゴも!
ん???



なんですか、この「これで文句無いだろ」的な投げやりなくっつけ方は!しかもこのカゴの陳腐さったら!
実際このカゴ、乗るたびにバッコンバッコン飛び上がる飛び上がる。かえっていらない、とまで思った。いささか不満はあるもののしばらくこれを乗っていたのだが、今年の初めに運よく3台目と出会った次第。その時は「やっと会えた」って号泣しました。(嘘)

ギアもついているのだが、やはり苦手である。なので大抵の坂は
立ち漕ぎ
これ一辺倒。イギリス人でこれやってる人、まずいません。