私は自他共に認めるキャラ女である。

ソニプラ、キディランド、博品館。大好きだ。帰国するたびにお弁当箱や文房具類を買い込んでいる。

今は魔女の宅急便の黒猫ジジにやられていてジジの置時計にジジのアクセサリー入れ。スーさんの夏用ハンドタオルももちろんジジ。

 

逆にここイギリスのキャラクターの幅は非常に狭い。ディズニーにシュレック。機関車トーマスにピーターラビット位か。あとはだっさい絵柄のファンシーキャラ。私の方が商業的にもっとうまいものが描けよう。

 

その反動もあってか日本に帰るととめどなく買い漁る。日本って本当にキャラクターに溢れていると思う。

それはいい。それはいいのだが最近ちょっとした違和感を感じた。

 

バスか電車に乗ったと想像して欲しい。暇つぶしに車内広告に目をやってみよう。

雑誌、飲み物、お菓子の広告、はたまた予備校、専門学校、病院に美容院。ダイエットものに地下鉄やJRのお知らせ。

そして数えてみて欲しい。いったいいくつのキャラクターがそれらに出現するであろう。

マッピーとかヨッピーとかサッチンとか(以上適当に言ってみた)ノッポン(これは東京タワーのキャラクター)トレンタくんやらSuikaのペンギン。

キャッチーなネーミングのキャラがそこここからあなたにメッセージを送っている。

 

この前帰国した時、この溢れかえるキャラクターに一瞬めまいを覚えてしまった。

我々日本人はキャラの親しみやすさにすっかり依存体質になっているのでは?

前はそんなこと思わなかったのになあ。

 

私がそう思うのだから日本に初めて来る外国人にはもっと鮮烈に写るのかもしれない。

 

それを「おもしろい!」「なんだこれ」どちらに別れるかは人それぞれであろうが。