そんなわけで今回は、sense of life presents“WHEREABOUTS”#2@寺田町fireloopへ参加してまいりましたヽ(´▽`)/



5月に企画の告知があって、いろんな兼ね合いも考慮してなやんでたんだけど、colspanのライブでドラムの大キくんと顔合わすことがちょいちょいあって。テンションも合間って、ヘンに発破かけたことのあったので、行こうかと(オイ

あと、インスト界隈フォロワーさんとも会えることもあって。


年々夏フェスに行く体力がなくなって来てることもあるけど、とにかく外が暑過ぎるのも問題で。

遠征してまで夏フェスに行こうと思えなくなって来ている。というか、自信がない。フェスには行きたいけど、この夏に行こうという気が起こらなくて。

(今年は秋口にフェスへ行く予定)


寺田町に着いて、コーヒーを嗜んでから会場へ。

17時開場だと勝手に思い込んでた自分乙。15分からだった( ̄▽ ̄;)

看板撮ろうと思ったら先客がいて、誰かと思ったらsense of lifeのキーボード・しほちゃんだった。

考えてみたら、私がshule And christmasを見たのが、ある意味始まりだったかもしれない。

しほちゃんはサポートで入ってるんだけど、フォロワーさんに、

「あの人、shuleのサポートやってる人だよ」

って教えてもらって、いや実は正メンバーのバンドもあって〜ってから…だもんなぁ。

てなことを1秒くらい頭を巡らせてからご挨拶。

後から来るフォロワーさんの熱量がヤバいよねって話もしつつ。


とりあえず開演前にドリンク引き換え。fireloopは月替わりのビールがあるのでそれを。

今回はスーパードライの生ジョッキ缶。…泡をモコっとさせたかったんだけど、キンキンに冷えてて、缶を少し手で温めて泡を出そうとしたんだけど、予想以上に冷たくて手が持たなかった( ̄▽ ̄;)



フォロワーさんも無事到着。この日2件目の現場らしい。名古屋からの移動で、間に合うかギリだったらしく、10分弱前に到着できてひと安心。

と言うのも、前月にTOPのバンドが出るライブへ行ったんだけど、その時もまたハシゴだったらしく、その時は間に合わなかったらしい。

今回念願かなってライブが見れると言うこともあって。

期待値が上がっている中で、TOPのLopAbuseOfSomebodyがスタート。


私は今回初見なんだけど、再結成バンドとのこと。

フォロワーさんが絶賛してるバンドで、期待値もなかなか高かったんだけども。


いや、


期待以上だったわ( ̄◇ ̄;)


ポストロック。ツインギターで音が鮮烈。いや、激烈に近いか。

TOPに『peace』を演奏したわけなんだけど、ギターがいつ火を噴くか、正直変にドキドキしてた感はあった(ぉ

でもギターの旋律が、耳馴染みよく入ってきたので、警戒心が徐々に解けてきた…中でドーン!Σ(゚д゚lll)


かっこいい。カッコいいけど、一瞬心臓によくない(それは私だけ。油断してるのが問題だ。


淡々と演奏していくのも、なんか刹那的な感じでいい。MCはほとんどなく。ってか、ただマイクがセットされてなかっただけでした、とかだったりして(ォィ


『Predawn』の後半のギターリフからの高まり方が凄かった。前半は繊細なメロディを紡いでいって。それがキャンバスに描くデッサンのように、線を描き絵を創り出す。後半からの音の放出は、キャンバスに色をつけていく工程。彩りをつけたキャンバスは、さらにいきいきと世界を輝かせていく。



そんな煌めいた曲から一転、鋭く攻撃的な『001』が投下される。と、同時に後ろからお客さんが最前へ猪突猛進してきたΣ(゚д゚lll)

…どうやら界隈の方だった模様( ̄▽ ̄;)<知ってる人だった笑

最前で見てたsence of lifeの大キくんとめちゃくちゃノリノリだった(・∀・)

でもその気持ちは…わかる。突き動かされるようなサウンドは身体を揺さぶりにかかってくる。

それをより鋭く際立たせてたのがドラムだった。スネアのアタックの強弱が絶妙で、ベースの音と合間って、曲中の緩急を演出している。この時、ちょっと…トリハダ立ってた( ̄▽ ̄;)



マイクなしでちょこちょこ下手ギターさんが喋ってたけど、MCらしいものはなく一気に演奏。

でもその潔さがカッコいい。つよい。1バンド目からどえらいカード切ってきてないか?


そんなことを思いつつ、転換中に出店フードをいただく。他のフォロワーさんから名前を聞いたことがあった、さすらい厨房さんのオムライス。私はチーズinを。




中の人が渡米されるそうで、出張料理はほぼ今回がラストとのこと。噂に聴いてたオムライスを食べれてよき(*´∀`*)

しっかり腹ごしらえも済んで、2組目のACT、Rhim.を。


5月のノワニ(NoWordsNeededFestival)で、キーボードのいくさんのステージは見ているんだけど、Rhim.では初めて。

IKU BAND+サックスなのかな、編成的に。


んで、ライブはというと、サックスが入る分、音の層が厚くなるのは必然的で。

最初アルトサックスだったから、全体的に音が高めな感じがしたかな。華やかで軽快。Lopの雰囲気とは180度逆な感じ。


個人的にビックリしたのは、ベースの方がレフティ(左利き用の楽器)だったのが( ゚д゚)

ギターではレフティなのを過去に見たことあるけど、ベースでは一切見たことがなくて。

その違和感に気づくまでに若干時間を要した。だってベースがいくさんの後ろだから、そんなに目立たないんやもん( ̄▽ ̄;)



序盤のMCではサックスのきょういちさんが、ひたすら“サイコー”しか言わないという事象も発生しつつ(笑)

今回の企画、Vol.1の時のRhim.が出演してたそうで。その時も楽しかったので、と話されていて。

とにかくメンバー全員、めちゃ楽しんでる感満載だったんだよね、本当に(*゚∀゚*)


特にそれが強く出てたのが『kazefuku』。

いくさんのグロッケンの音からのメロディが、もうワクワク感満載で、完全に踊る為の曲で。



上手が…めちゃくちゃ足上げて踊ってたんだけども(笑)<ギター

本当にキラキラとした笑顔の空間を作り上げて、次のACTへバトンを繋いだ。


3組目のACTはcolspan。

今年は割としっかりライブをみているので、今回のセトリもどう攻めて来るのか楽しみでもあって(・∀・)

メンバーがステージに登場してスタンバイ。るーくん今日はキャップ着用。サポートベースは別の方でしたね。


TOPはもちろん『Revolver』から。

ピアノのインターバルからのギターリフ。colspanの顔とも言える曲を投下させ、フロアを一気に掌握していく。



挨拶替わりを投下した後は、最新作よりリード曲『Moment of Clarity』へ。


「ありがとうございます、colspanですー」


るーくんからのMCで、空気がすっと綻ぶ。

いつもようなゆっる〜いMC(るーくんが、ではなくてメンバー全員が)なんだけども、


う「今日は…撮影とか?しちゃったりしていい感じで?」

し「著作権フリーなん?笑」

る「いや、著作権はフリーちゃうやろ。さっきRhimが言っとったけど、著作権はちゃうで?」


“撮影”はフリーですが、“著作権”はアーティストにあります、お間違えなきように(ぉ


そんな感じで続いて2曲。

『Hunt』ではピアノのメロディをJazzyにアシストする各々の音の妙技がいい。今回のイベントの中で、一番JAM感を感じた曲だったかも。

そしてここで『Sepia』が放たれる。

ギターの音が、少し切なく爪弾かれて、ピアノがすぅっと物憂げな気持ちを攫っていく。

この曲を演奏してた時、ちょうど照明もセピアになっていたのがまたイイ(・∀・)



で、今後の予定を伝えつつワンマンの宣伝をするんだけど…、翌週岡山でライブすることもあってか、


…お土産で釣るのは違うよ?(笑)


もちろんネタやけど、これどう反応したらいいか、若干フリーズしてしまう案件ではないか?( ̄▽ ̄;)


んで、ラスト2曲。

『Gladiator』で一気に勢いをつけていく。やっぱこの曲は、個人的にはドラムが好きなんだよなぁと。

序盤のフレームを鳴らすのを交えるところは、曲の緊迫感をより強調していて、なんつぅか自分の鼓動も釣られて早くなって行く気がして。


後半へ向かって音がギターだけになり、そこからの手拍子ゾーンへ。今回はるーくんの煽りもしっかり確認(ぉ

ドラムのソロも決まって、音が高まって、さぁ、そしてラストぉ!!


するとるーくんが立ち上がって、


「ごめん、タイム」


はい!?( ̄◇ ̄;)


演奏中断。というか、曲終わりだったんで違和感はなかったけども、


「ペダル壊れてもた」


あい!?Σ(゚д゚lll)


てか、ワンマンの時もフットペダル不具合起こしてへんかったけ?( ̄▽ ̄;)

他のメンバーも若干疑心暗鬼気味で見るんだけど、るーくんがおもむろに、


「だってこんなんなってんもん」


と、フットペダルを持ち上げる。

足を乗せるボードと、実際にバスドラムを叩く部分(ビーター)を繋ぐスプリング部分が1つ外れて、俗に言う“ぷらーんぷらーん”の状態( ;´Д`)

思わずしょーへーくんがツッコミ。


し「もうそれ、買い替えた方がええんちゃうの?」

る「でもなぁ…これも年季入っとんねん。」


自分に馴染んだものだと、なかなか変えられないのは…わかる気がする( ̄▽ ̄;)

で、気を取り直してもやり直し…なんだけど、


「もっかいやる?」

「どっから?」

「ドラムソロのとこからやる?」


若干目が泳いでます( ̄▽ ̄;)<メンバー


る「じゃあ行きますか!」

し「でも俺ら、“いけるかー!”とかって言う感じじゃないんよな(笑)」

う「インストバンドやしな。」


いやいや、この後に来る曲は、全然アリやと思うよ?インストバンドでも“いけるかー!”で言っていいんやよ???(´Д` )

漫画にも登場してた(“ロックは淑女の嗜みでして“)曲なんやし?煽ってもええんやでー!!!


ということで、『Gladiator』のラストドラムソロからの『Decision』でフィニッシュ。

最新アルバム曲が定着してきたなぁという感じ。アッパーな曲が増えたから、バリエーションもついてよきよき。


そしてホスト役のsense of lifeが登場。

出番終わりの他のバンドメンバーもフロアでお酒を嗜みながら。気がつくとフロアには結構な人数がフロアにいて。


ピアノとドラムが一気にフロアの空気を強く叩き、目を醒ましていく『ups and downs』が放たれ、ACTの幕が上がる。低く歌い上げるピアノの旋律を、ギターのトリルが緊迫感をつけて行く。

次のストーリーを今か今かと待つフロアに対して、ドラムの音が小気味よく打ち鳴らされて行く。

“歌い上げる”ドラムを追うように、ピアノが濃淡をつけて行く『see the light』は、妙に引き付けられる何かを秘めているようで。うまく言葉には出来ないけれど、“誰もが持つ光と影”を表しているようで。


中盤の『sway』『夜に映る』も、序盤の流れを踏襲するように、丁寧に、でも重くなることなく、音は澱みなく解き放たれて行く。

メンバー全員、一音一音を確認するように紡ぎ上げて行く。その姿は時に真剣だけども、顔を上げてフロアを眺める表情は、どことなく安堵が漏れているようで。






MCでは大キくんが、感謝の意を述べると共に、他の演者のライブを一番前で見ていたことを話してて。

今回のイベント、とにかくsenceのメンバーが一番楽しんでたんじゃないかなってくらい、しっかりライブ見て、飲んで、食べて、ってしてたし(・∀・)

でも、それって基本だけど結構大事だったりする。自分たちが楽しいってなるからこそ、自信を持ってお客さんに勧められるわけだしね。


そして後半。ここからはギアを上げて、フロアへサウンドを投下させる。

『forest』ではもりもとくんのタッピングが曲の輪郭を描き上げていく。中盤で音がすっと消え、しほちゃんが奏でる柔らかな音色が、フロアに響いて行く。

シンジくんのベースが暖かく音を包み、大キくんのドラムの音が大きく響き、壮大に、そして鮮明な風景を映し出していった。


そしてラストへ。フロアを煽る弦部隊。タイミングよくドラムが大きな音を立てて、空気を一転させる。曲はもちろん、アンセム(で、いいよね?笑)の『mekuru』。


ステージ上もフロアも、大きく身体を揺らし、放たれる音に身を委ねると同時に、感情を昇華させて行く。

後半からの一番の盛り上がりに向かって、フロアからの歓声があがる。シンジくんも真ん中に出て、フロアに合図を送るかのような仕草をして、


“ワン、ツー!!!”


フロア全体のエネルギーが一気に放出され、最高のエンディングを演出していった。




アンコールでは、シンジくんともりもとくんが、今月(てか、ライブ前日?と、ライブ翌日)にそれぞれ誕生日を迎える話もありつつ。

ラストは“自分たちにとって大事な曲”と位置付ける『Яe-birth』でフィニッシュ。

ホスト役のライブが一番短く感じたのは、それだけ密度の濃いライブだったと言うことの表れなんだろうなと。


前にメンバーと話をした時に、『関西からインストシーンを牽引できる存在になりたい』と話していて。今の音楽シーンからすれば、なかなかハードルも高い。

だけど今回はそれに1歩進める大きな機会だったと思う。

小難しいことはわからないけど、少なくとも彼らと彼らを取り巻く状況から、目が離せないのは確かな気がした。