それにしてもこの時期に新型インフルエンザが流行るなんて…「商売上がったりや!」と言いたくなる人も多いのでは。
さて、最近「社会起業」という言葉をよく耳にするようになりました。
「情報起業」「週末起業」など、○○起業という言葉は多いですが、今はこの「社会起業」という言葉がブームなようで、先日あるニュース番組で「社会起業」についての特集をやっていました。
一体「起業」と何が違うのか、というと、その名の通り「社会性」。
即ち、利潤を最優先にするのではなく、社会に対しての影響・貢献度を最優先にするという点で異なっています。
…とは言うものの、少し首を傾げざるを得ないのは私だけでしょうか。
確かに最近、「お金が全て」「企業倫理・CSRの無視」な新興企業が増えてきているのは事実かもしれません。
しかし、資本主義社会において、「利潤の追求」と「社会貢献」はイコールの関係。
即ち、利潤の追求の過程そのものが、契約関係、債権・債務関係を生み出し、社会に貢献するという理論です。(実質的に日本の資本主義が機能しているのか否かは置いといて)
つまり、企業は存在するだけで社会に貢献しているのです。
もちろん、「社会起業」というだけあって、そんな資本主義の建前ではない、社会を変革するためのメッセージ・理念があるのかもしれません。
しかし、企業である限り、利潤の追求を最優先するという原則から逃れることはできません。
極論、取らなければ倒産する受注を「企業理念に反する」という理由でフイにしていては、企業として失格です。
「社会起業」と「社会性」を謳っていても、結局「企業」である限り、社会性だけでは存続していけない。
「社会性」を最優先するのであれば、必ずしも「企業」である必要はなく、別の選択肢もある。
そこに「社会起業」の欺瞞・矛盾があるように思います。
ただ、社会を変革する、変えていく、そういった志は高く評価されるべきであり、「収益性」が全ての上場基準など、今後見直されるべき点は多いのではないでしょうか。
「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方/駒崎弘樹

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