この頃Youtube にテレビドラマSuits のShort が上がってきていて、おもしろくそうなので見てみることにしました。


そのShort とは、秘書を雇う際に美人の応募者にはまた後日連絡しますと言い、黒人のベテランの女性の経験を聞いて、即明日から来てくれないかと採用を決めるものです。


ハリー王子婦人のメガンも出ていましたが、色々あったのでいじわるで計算高そうな色がついて見えます。


Suits を見て感じたのはアメリカ(ニューヨークの法律事務所)では、受付の人がすごくつっけんどんで嫌な感じだなというものです。

例えば、ビジターが会社を訪問した際、受付の人は顔も上げず、ビジターが何かを尋ねると、向こうで座って待てとめんどくさそうに言っていました。


日本なら、受付の人はどのようなご用件でしょうか?と自分から声を掛けてくれるし、笑顔でお席に掛けてお待ちくださいませって言うと思います。


話しは変わりますが、昔働いていた企業で、日本人駐在員の秘書が日本人から現地の人に変わったことがありました。


日本人秘書のときは、出張の手配の航空券、到着時間に合わせたタクシー手配などスケジュールに合わせて、言われなくてもきっちりと対応してきめ細かく要望を聞いていたようです。


しかし、現地秘書に代わったら、駐在員が航空券の予約を頼まない限り手配しないし、現地到着してからホテルまでの交通手段の手配はなし、ホテルも頼まれていないし、わからないからと予約していないという風に変わったようでした。


その後はいちいち頼むのが面倒だし不安だからと、駐在員自らが出張の予約からスケジュール調整まですべて自分でやるようになったそうです。


秘書として雇われているのにボスが全部自分でやっているというのは、どうかと思いますが、その秘書は、訪問者が来たら何の用で来たのかなどを居丈高に聞いて必要もない質問を細かく聞いて、取り次ぐほか、ボスがいないときは仲がいい同僚とジェンガゲームをやって楽しくやっていたようです。


この話は別部署に移った元の日本人秘書から聞いたのですが、彼女は私が手を出すと現地秘書が育たないから、ボスが困っているのは知っていたけど助けないと決めていると言っていました。


海外では、相手がやってくれるとか、愛想のいい対応を期待するのはやめておいたほうがいいのだろうなと思いました。


アメリカは何かをやってもらうとチップを渡す文化だし、普通は必要最低限の対応なんだろうなと思いました。



時々冗談を笑えないことがあります。


この間、フランス人に言われた、日本は毎年100万人ぐらい人口が減っているから、50年後には日本人がみんないなくなっているよ、と満面の笑顔で言われたこと。


あと、日本人女性は昔は家で、子どもをおぶいながら家事をして面倒を見ていたけど、今は女性も働きに行くようになったので、子どもを持つのが難しくなり少子化になっているんだということ。


フランスでは、女性も働くのが普通で、共働きでみんな問題なく子どもを育てられているじゃないですか、と言ったところ、フランスには0歳から預けられる託児所があるからできるんだとのことでした。


その人個人なりの冗談だと思うのですが、満面の笑顔で言うかな、とひっかかりました。


そのフランス人はカンボジア人女性と結婚していて、ドライな付き合いより密な人との繋がり、都会の喧騒よりも静かで何もない田舎が好きだと言う人なのですが、時々悪い冗談を言うところがあるようです。昔の日本人女性の耐え忍び家のために奉仕をするという自己犠牲的なことを好んでいるのでは、とも感じました。


冗談を笑えなかったり、細かいことにこだわったりすることが人間関係の災いに繋がっているとは思うのですが、やはり笑えないです。



隣の部屋に住んでいるインド人が引っ越しすることになりました。隣人はあと10年は住むと言っていましたがだめでした。


共有のキッチンでポテトフライをオーブンに入れたまま忘れて焦がしたことが原因で大家さんから出ていくように言われたんだそう。


大家さんもインド人なのですが、共有物を大切に使わない、ルールを守らない人に対しては容赦はありません。


この隣人は、髪染めを落としてトイレのカバーにシミを作る、換気をしないので部屋中にスパイス臭が充満している、部屋がぐちゃぐちゃなど色々問題があり、その度に大家さんから引っ越すように言われたものの、今度やったら次はもうだめだから気をつけてね、と3度目のチャンスをもらっていたようです。


その3度目のチャンスをオーブンを焦がしたことで駄目にしてしまいました。


ロンドンでは、部屋を借りたい人の数の方が貸し物件よりはるかに多いので、家のルールを守らなかったり、部屋を汚くしたり臭いを漂わせるといった問題を起こしていると、すぐに追い出されます。


スペインのセゴビアに行った時に見つけたキャンパスバッグ。小さな狭い土産物屋にしか売っていなかった2階建て水路がプリントされたオリジナルです。こう見えて14ユーロしました。