
DHCの翻訳アドバンスドコースを勉強しているのですが
TRADOS など翻訳に使う専門ソフトの話になってきて、ちんぷんかんぷんで
なんだか、さみしくなってきました。
いきなりアドバンスドコースから始めたから難しすぎたのかな。
翻訳メモリや機械翻訳などの仕様を理解できていないのと、
ボキャブラリー不足で、とてもじゃないけどついていけないです。
ボキャブラリーを増やすためにも、
本好きの日本人たちが集まる会に参加したことがあります。
親切な方たちで、あまりしゃべらない私にも本をすすめてくださいました。
自分では見つけられないジャンルの本も見つけることができました。
1つは石井光太さんという情熱大陸にも出演されたノンフィクション
作家の「神々の棄てた裸体」という本です。

画像は借り物です。
神々の棄てた..`という本の題名と表紙の写真が
ドラゴンクエストの悪霊の神々のように畏敬を感じさせて

荘厳な印象の本です。
この、本の紹介者の方が、「上昇志向じゃなくて、下昇志向のある人、
下流志向で、どん底にはまってみたい人向けの本」と紹介されていたので、
その売り文句「下流志向の人向け」に強く心をうばわれて
きっちりときれいにカバーをかけられたこの本をお借りしてきました。
私は日本にいたときは、贅沢に慣れきっていて、スタバのコーヒーなんか
毎日でも買えたのですが、イギリスに留学して学生生活をしているときは
コーヒーなんてとても買えなくて、一週間1ポンドの大きな食パン1斤を
買って、乗り切っていたこともあります。
マックの6つ集めたら1杯コーヒーがもらえるシールを人からもらったとき
ものすごく感謝しました。
そのくれた人は、「いつかこんなシールいらんわって、パーってほってまえる
ぐらい金持ちになれたらええのにな」と言ってくれました。
物があふれているような世の中だけど、そんな貧乏な生活の檻に入って
抜け出せない状況、一歩間違えるとすぐにホームレスに転落するような
そういうこともあるんだということをこの本を読んで、あらためて
思いました。
本好きの人たちの会は、鋭いエッジのきいた、自分の意見をいう人たち
が集まっているので、また参加したいと思いますが、なかなか参加が
できません。
神々の棄てた..は東南アジア、インドなどの人々について
書かれた本です。
最近、同僚が1か月休みをとってネパールに行くといっていたり、
インドが好きで、インドにはまっているというイギリス在住の人が
周りにいたりします。
私は、マレーシアにいたことがあるし、マレーシアとシンガポールを
行き来したりしていたので、もうアジアはしばらくいいやっていう気分ですが、
(香港だけは別です

人がアジアに魅かれていると聞くと、なんだか気になります。