
ドロップハンドルのバイクですが、荷物を低い位置に積んで傾けた時に復帰を容易にするコンセプトのためにホイール径が小さいというのがこのVAYAの特徴です。
それを逆手にとって、古いMTBをドロップハンドル化して遊んでいるような雰囲気に仕上げたのがこのバイクです。
ブロックタイヤの手持ちが無かったのでスリックになっております。
最近のMTBは言うに及ばず、グラベルバイクだって700cに太いタイヤを履かせているので非常に走破力が高くてあまり考えずにオフロードを走ってもホイールが何かに引っかかって転んだりするということがありません。
しかしこのバイクは小さなギャップでも体重移動をミスれば引っかかって転びます。
最近バイクが楽になってサボっていた動きを全部ちゃんとやらないといけない、矯正用のバイクのような感じなんです。
スリックであるおかげで舗装路の転がりは文句無しで進みますので、ツーリングバイクとしてちゃんとした性能を持っていますし、クロモリのフレーム・フォークでしなやかかつスムーズに路面をならしてくれるため長距離がかなり快適でしょう。
しかし個人的にはこのコンパクトで扱いやすく、体重移動の結果がはっきりアクションに反映されるバイクの特性は非常に楽しいんです。
今日は意味もなく階段を降りまくりました。
普段は体重移動とかせずにただの坂道のように走っている私ですが、今日はきちんとリア荷重にしてフロントに荷重がかかりすぎないように調整しました。
段差もちゃんと抜重をして衝撃を消しています。
オンロードもオフロードも荷重の移動を感じながら流して楽しいので、これは最高のバイクですね。
ドロップハンドルでこんなバイク他にないと思います。
650bのホイールにした場合も43cまでは全く問題なく運用できるので、もう1セットホイールを用意すればもっと長距離を楽に走ることもできます。