わがBIG HONZO CRはROCKSHOX PIKEフロントサスペンションにPUSH ACSコイルスプリングキットを組み込んでテストライドを重ねてきました。
ダストシールもPUSHのシール能力が高いものに交換してあります。
このシール直ぐわかるほど性能が高いのでお勧めです。純正より割高ではありますが十分以上にお買い得です。
コイルスプリングになって最も恩恵を受けるのは実は登りなんですよ。意外なことに。
どんなときに大違いなのかと言うと、のぼりながら根っこなどの障害物を超えていくときにフロントタイヤが障害物にぶつかったときの吸収力が全く違います。
冗談抜きで月とスッポンくらい違いますよ。
下りではフロントタイヤにそもそも荷重がかかっているのでエアスプリングのネガティブな側面があまり顔を出さないのですが、上りはフロントタイヤに荷重がほとんどかかっていないので、そのサスペンションの動くと言うことに対するフリクションの少なさが際立ちます。
砂利道みたいに見えないほどのスピードで細かく動き続けなければならないようなときにも全然違いますね。
石の粒ひとつひとつに全部反応して吸収していく感じは物凄いとしか言いようがありません。
まるで昔のMARZOCCHIのようですよ。
このバイク、ハードテールとしてはかなり下れるバイクでパンプトラック でトレーリングしている成果もあり、かなり危ない速度域で走ることができます。
コーナーでも抜群のバランスで、攻め込むことに対する恐怖心が発生しないので非常に気に入っています。
カーボンだからすごく軽いというのもあります。
27.5+でちょっとだけタイヤの直径が小さいのも振り回しやすさにつながっているので、そこも重要ですね。
今の状況では、これ以上のハードテールは望めないというレベルまではきたかなと思います。