多分どんどん値引販売は無くなっていきます。

まず、どうして値引き販売が行われるのかということが分かっていないと、値引きがなくなっていく理由がわかりませんよね。
値引きしても販売する理由は基本的には仕入れすぎて在庫がダブつくからです。
そして、自転車は今まで何年モデルというイヤーモデル方式でした。
次の年のモデルが発表になるとみんな新しい方が欲しくなるので、旧い方は売れなくなります。
さらに新しいモデルを入れる場所が必要になります。
よって売れ残ってしまったものは安く売らざるを得ません。
時間も場所もそもそもお金なのです。

しかしここ数年、代理店もメーカーもそもそも欲しい分しか作らないシステムに移行してきました。
一般に発表する半年以上前にオーダーを取り、そのオーダー分しか生産しなくなりました。
うちでも展示会の半年以上前に絵だけを見てオーダー入れてます。
それなのに展示会もする代理店は狂ってると思います。
今年は軒並み展示会キャンセルになりましたが、来年以降もやらないで欲しいです。
話が脱線しましたが、予め販売店がオーダー入れた分しか作らなければ在庫がダブつく心配は理論上なくなります。
もちろん、あとから欲しいっていう人の為に多めに仕入れるのが人間ってものですからそれでも在庫はダブつくでしょうが、その量は格段に減ります。

もう一つは単純に仕入値のレートが高くなってきています。
今は安くしちゃうと利益が消えてしまうので、そう簡単に値引きに応じることができません。

これから先の特価販売は、我々販売店の見込みが甘くて在庫を店頭にだぶつかせた場合のみになってくると思われます。
それは我々の読みが甘かったというださい理由なので、甘んじて特価で販売します。
読みを外さないようにしていかなければなりません。