完成車のコンポーネント的判断基準

　完成車をいざ買おうという時に何をもって判断すれば良いのかわかりませんよね、その時にどんなところを見ればいいのかというのをお話ししたいと思います。

まず、フルサスかハードテールかですが、予算３０万以下であればハードテールの方が走ります。
３０万以下のフルサス完成車はかなり妥協しないと作れないので、十分な性能を有していると言えません。
もちろん定価ベースの話で特価でこの価格帯に降りてきた場合はその限りではありません。

では、安いフルサスの何がやばいのかというと、ショックユニットが十分ではありません。
特にフロントサスペンションにうわーそれはないわーというグレードを採用している場合があります。
FOXやMARZOCCHIがついていれば自動的に大丈夫ですが、ROCKSHOXはかなりたくさんのグレードがあるので注意が必要です。
私としては３５GOLDやSEKTOR、revelationもしくはPIKEがついていて欲しいですが、それだと４０万クラスになります。
なので、予算が十分になければ、ハードテールから選択せざるを得ません。

サスペンションの話になったので、見るべきポイントを言いますと、できればサンツアーは避けた方がいいです。
細かく書きませんが、緯度の高い地域では冬全く使い物になりません。
FOX　MARZOCCHI　ROCKSHOX　MANITOUならば性能的には大丈夫です。
即修理可能という意味ではFOX、MARZOCCHI、ROCKSHOXがいいですが、５年縛りのないROCKSHOXが長くお使いいただけます。
ガワはそのままで中身だけどんどんアップグレードできるのも魅力です。

インナーチューブがアルミでできているものがさらに良いです。ROCKSHOXならばGOLDという呼び名のついたモデルになります。FOXなどは全部アルミインナーチューブです。

ブレーキは実はそんなに高い部品ではないので、油圧がついていれば後々グレードアップすればいいくらいに考えていただいて大丈夫です。フルード交換すれば長い間の使用が可能です。

コンポーネントが難しいですが、シマノであればDEORE以上のグレード、SRAMであれば１１段だったらNX以上１２段がついていればラッキーです。

今申し上げたグレードのものがついているものならば、申し分ない性能を持っています。

ちなみに通常完成車というものはホイールはかなりコストカットしているので、気持ちよく走りたければ交換を視野に入れた方がいいです。これも後々で良いのです。
チューブレスレディ仕様であれば文句ありません。