うちのeMTBにはSRサンツアーのそれなりのフォークが最初からついているのですが、最近寒くなってきたら途端に動きが悪くなってきました。
原因として考えられるのは、内部油脂類が低温になると粘度が変化することです。

0度を下回るとほとんど動作しないのでこれは一度分解して油脂類をいつも使っている物に交換してみたほうが良さそうです。

サンツアーはダンパーは分解できないタイプの完全なカートリッジです。単体で動かしてみると最初の部分で減衰が効いていない領域があるなど非常に不安になるものですが、出来る事はないのでダンパーは諦めます。
エアスプリング周りに使われているグリース、アウターケースとインナーチューブの摺動部に塗られているグリースを洗い流し、低温でも性能が変j化しない物に交換しました。

結果的に動きが軽くなりすぎて今度はダンパー容量が決定的に足りていないことが浮き彫りになりました。

スカスカですよ。

eMTBでなければ大丈夫なレベルの気もしますが、これは重量21kgの電動アシストです。然るべき減衰力が必要です。
本当に快適に走りたければフォークは交換したほうがいいですね。

eMTBはユニットはすでに完成度が高いのですが、車体側はまだどんどん良くなる過程にあります。
そういう意味では今最も面白いジャンルのバイクですよ。
いじりがいが非常にありますね。
そしてバイクを多少重くなるチューニングをしてもどうせアシストで帳消しになるので、より速く走れるようなセットアップを施すのがいいと思います。