KONA WOZOをたったの半年ほどで手放したくせに、SALSA MUKLUKは完全ノーマルで乗っていたのに全然売り飛ばす気配がなかったのは、このバイクがあまりに素晴らしかったからです。

三陸のみちのく潮風トレイルで極悪レベルのトレイルを走った時の操縦性の素晴らしさ、スタビリティとアジリティを同時に非常に高いレベルで同居させているという事実、すでにファットバイクという乗り物という実感すらわかないほど乗り物として素晴らしかったのです。
それに対して17年のMUKLUKはリアハブを197mmにしたため、必然的にBBも拡幅してしまったため、Qファクターが広がりました。
そうするとどうしてもぺだリングがとてもきつくなりますし、シングルトラックなどでの取り回しが鈍重になります。バイクの中心に力を集めにくくなるからです。
確かに私のBLACKBOROWはQファクターを詰めてありますが、BBシェルを削ってあるという違法改造車で、チェーンリングとチェーンステイのクリアランスは1mm程度しかなく、かなりきわどいです。
2016MUKLUKはあまり知られていませんが、4.8インチのタイヤを履くことが可能です。
クリアランスもそれなりにあります。
問題はフロントダブルだとインナーギアが使えない(タイヤとチェーンが擦る)ので、フロントをシングルにしないといけません。
しかし、それだけです。シングルにすればいいんです。こういう風に。

軽やかな操縦性をもちながら、豊かな接地面積で雪上もしっかり走れ、何よりQファクターが狭いのでぺだリングが自然である。
この特徴を持つMUKLUKは実は2016モデルだけです。
2015以前はジオメトリーがまだ洗練されておらず、操縦性が劣ります。
2017以降は幅が広くなって走破力は上がりましたが、操縦性は損なわれ、ぺだリングはがに股になりました。
でも、ご安心ください。 モトクロスインターナショナルには2016モデルがまだたくさん在庫されているんですよ。
それも今月いっぱいなら相当お安く購入可能です。定価は297000円でしたが、198000円で販売いたします。

どうぞ私を信じて史上最高のMUKLUKをお買い上げください。
ブルーなんて無茶苦茶格好いいですよ。