この2台の対比、非常に面白いです。
タイヤとジオメトリーが一緒のため、あくまでも特性の違いは材質や剛性バランスの違いによって発生します。
走り始めてはっきり違うのは2はとにかくすべてが軽いということです。
ぺだリングだけでなく、バイクを振った時もはっきり軽いです。
タイヤの空気圧も当然同じにしてありますので、バイクの動きに違いが出るとすればやっぱり剛性の違いが大きいです。
1のほうはやっぱり結構たわみが大きいのです。
それによって力が逃げて動きがのろくなってしまいますよね。
前後アクスルががっちりとしたスルーアクスルであること、ヘッドチューブがテーパードであり、フォークが剛性に優れたアルミ製だというのが効いていますね。
コーナーでも全然動きが違い、フロントに荷重をかけていくとどんどん内側に切れ込んで行ってしまう1と違い2はあくまでもリニアです。思い描いた通りのラインを走ってくれます。
切り返しも軽くて変に粘ったりしないので素早いラインチェンジが可能です。

この2台、どちらも良いのですが、より極限でのライドを想定している人は2を選ぶといいでしょう。
私が乗るとしてもどちらでもいいかなと思います。
ライダーが乗り方のアジャストで対応してしまえるので、どちらを買っても後悔することはないと思います。
ただ、今ではSRAMの変則性能が非常に上がったので、GXの方がDEOREより格段に変速性能が上です。 このレベルにしたければシフターはXTクラスの投入が必要です。