ひょんなことから白神山地の南端、秋田県 藤里町に行くことになったのでついでに秋田、青森、岩手三県を回りつつ、自転車に乗ってきました。
秋田県山本郡藤里町は3500人ほどの小さな町で、白神山地の南端に位置しています。
白神山地は世界自然遺産で、屋久島や小笠原諸島と並ぶ手付かずの自然がそのまま保存された地域です。
全く開発されていない山というのは日本では非常に珍しく、舗装路ですら通り抜けるだけで50kmその間何にもなし、過酷です。

オフロードでは200kmくらい走らないといけないみたいで、そこにチャレンジする気になるのかどうかすら今の時点では分かりませんが、キャンプすることを前提に行程を組めばやれるかもしれません。

本当の自然(里山は我々の先祖が改造した人間に都合の良い擬似自然)の中に入って知恵を肉体のみで乗り越えられるかどうか、そんな挑戦をいつかして見たいです。

秋田といえば比内地鶏ときりたんぽ、本場のやつは特別美味しいので、行ったら是非食してみてください。価格も東京の半分も出せば十分です。
このときはきりたんぽが売り切れており、仕方なく親子丼を食べておりますが、むちゃくちゃ美味かったです。820円でした。
さて、日は変わり、みちのく潮風トレイルを自転車でチャレンジです。
今回は久慈中心部スタートで、北上するルートを選びました。

はじめは普通に舗装路を走りますが、このもぐらんぴあより先はオフロードになってきます。

このように海岸線は断崖絶壁であるのがリアス式海岸の特徴で、この海岸線ギリギリに通されたダブルトラックとシングルトラックの組み合わせを走ることになります。

この様な標識が所々に設置され、これを見ればルートかどうか判断できるのですが、なかなか見つけられなかったり、抜かれていたり、正しい道がバリケードで通れなくされていたりしていました。地元とのすりあわせが十分ではない可能性があります。

久慈からの北上ルートでの初めのハイライトはこの厳島神社です。
当然あの厳島神社の系列です。
神社は岬の突端にあるのですが、この鳥居の先は左右が断崖絶壁で軽トラ一台分の幅しかないところを走っていかなくてはなりません。左右は崖ですのでミスったら死にます。

そして神社のある部分は広くなっており意外と居心地が良いです。
帰るのは怖いですが。

参道の安全な部分はこんな感じです。
斜度がかなりあり、のぼりは常に20%超えのヒルクライムを強要されます。

お参り後はお待ちかねの絶品のダート路です。断続的にここから20km続きます。
ダブルトラックとシングルトラックが組み合わされており、シングルトラックは急斜面しかないハードなものです。

昨年の豪雨で相当な倒木があり、50mに一本くらいの割りあいで木が倒れておりました。
くぐったり、飛び越えられるものもありましたが、基本的には降りて自転車を向こう側に投げて越えるような結構削られる厳しいものでした。

しかし、右を見れば海、ルートはテクニカルで気を抜いたら崖下転落、もう最高です。
速度は全く出ませんが、
非常に速く左右に切り返さなくてはなりませんし、頻繁に上り下りが入れ替わる路面は変化に富んでいて全く飽きることがありません。
路面は松が堆積した全くグリップしない路面で、ファットバイクでなければ、多分かなり苦労したでしょう。

そして、ご褒美のように与えられる絶景。
この様な景色を見られるというだけで走りたくなりますが、その道そのものも最高なのです。

奇跡的な景色に自分のバイクを持っていけるというだけで走ってみたくなりますね。

ワンミスで死ぬんじゃないかというギリギリの感じが最高です。
どんなに疲れてきても集中を切らすことが出来ません。
ガードレールなんてありませんし、そもそも安全性が全く確保されていないので、ほとんど歩く人もいないそうです。
たまたま会った地元のじいちゃんが教えてくれました。

最後に10m級の川を2本渡って終了ですが、ファットバイクは水に浮くため流されて大変でした。
この川写真では分かりませんが、膝上まで浸かります。それもかなり流れが速かったです。
雪解けの水なのでとても冷たくてキリキリと痛みました。

宮城県はなかなかこのトレイルが設置されませんが、岩手県は昔整備した180kmの遊歩道が既にあり、それを利用したためあっという間にこのトレイルが出来上がったようです。
しかし、国の仕事といえないレベルのただここがルートですとしただけの区間が多いのも事実なので、走行するにはそれ相応のスキルと体力が必要だと思いました。
雪の蔵王山頂と同等の人生最良の経験をすることが出来ました。
これを全て一筆書きで走ろうとは流石に思いませんが、面白そうな区間をまた見つけて走りたいですね。
秋田県山本郡藤里町は3500人ほどの小さな町で、白神山地の南端に位置しています。
白神山地は世界自然遺産で、屋久島や小笠原諸島と並ぶ手付かずの自然がそのまま保存された地域です。
全く開発されていない山というのは日本では非常に珍しく、舗装路ですら通り抜けるだけで50kmその間何にもなし、過酷です。

オフロードでは200kmくらい走らないといけないみたいで、そこにチャレンジする気になるのかどうかすら今の時点では分かりませんが、キャンプすることを前提に行程を組めばやれるかもしれません。

本当の自然(里山は我々の先祖が改造した人間に都合の良い擬似自然)の中に入って知恵を肉体のみで乗り越えられるかどうか、そんな挑戦をいつかして見たいです。

秋田といえば比内地鶏ときりたんぽ、本場のやつは特別美味しいので、行ったら是非食してみてください。価格も東京の半分も出せば十分です。
このときはきりたんぽが売り切れており、仕方なく親子丼を食べておりますが、むちゃくちゃ美味かったです。820円でした。
さて、日は変わり、みちのく潮風トレイルを自転車でチャレンジです。
今回は久慈中心部スタートで、北上するルートを選びました。

はじめは普通に舗装路を走りますが、このもぐらんぴあより先はオフロードになってきます。

このように海岸線は断崖絶壁であるのがリアス式海岸の特徴で、この海岸線ギリギリに通されたダブルトラックとシングルトラックの組み合わせを走ることになります。

この様な標識が所々に設置され、これを見ればルートかどうか判断できるのですが、なかなか見つけられなかったり、抜かれていたり、正しい道がバリケードで通れなくされていたりしていました。地元とのすりあわせが十分ではない可能性があります。

久慈からの北上ルートでの初めのハイライトはこの厳島神社です。
当然あの厳島神社の系列です。
神社は岬の突端にあるのですが、この鳥居の先は左右が断崖絶壁で軽トラ一台分の幅しかないところを走っていかなくてはなりません。左右は崖ですのでミスったら死にます。

そして神社のある部分は広くなっており意外と居心地が良いです。
帰るのは怖いですが。

参道の安全な部分はこんな感じです。
斜度がかなりあり、のぼりは常に20%超えのヒルクライムを強要されます。

お参り後はお待ちかねの絶品のダート路です。断続的にここから20km続きます。
ダブルトラックとシングルトラックが組み合わされており、シングルトラックは急斜面しかないハードなものです。

昨年の豪雨で相当な倒木があり、50mに一本くらいの割りあいで木が倒れておりました。
くぐったり、飛び越えられるものもありましたが、基本的には降りて自転車を向こう側に投げて越えるような結構削られる厳しいものでした。

しかし、右を見れば海、ルートはテクニカルで気を抜いたら崖下転落、もう最高です。
速度は全く出ませんが、
非常に速く左右に切り返さなくてはなりませんし、頻繁に上り下りが入れ替わる路面は変化に富んでいて全く飽きることがありません。
路面は松が堆積した全くグリップしない路面で、ファットバイクでなければ、多分かなり苦労したでしょう。

そして、ご褒美のように与えられる絶景。
この様な景色を見られるというだけで走りたくなりますが、その道そのものも最高なのです。

奇跡的な景色に自分のバイクを持っていけるというだけで走ってみたくなりますね。

ワンミスで死ぬんじゃないかというギリギリの感じが最高です。
どんなに疲れてきても集中を切らすことが出来ません。
ガードレールなんてありませんし、そもそも安全性が全く確保されていないので、ほとんど歩く人もいないそうです。
たまたま会った地元のじいちゃんが教えてくれました。

最後に10m級の川を2本渡って終了ですが、ファットバイクは水に浮くため流されて大変でした。
この川写真では分かりませんが、膝上まで浸かります。それもかなり流れが速かったです。
雪解けの水なのでとても冷たくてキリキリと痛みました。

宮城県はなかなかこのトレイルが設置されませんが、岩手県は昔整備した180kmの遊歩道が既にあり、それを利用したためあっという間にこのトレイルが出来上がったようです。
しかし、国の仕事といえないレベルのただここがルートですとしただけの区間が多いのも事実なので、走行するにはそれ相応のスキルと体力が必要だと思いました。
雪の蔵王山頂と同等の人生最良の経験をすることが出来ました。
これを全て一筆書きで走ろうとは流石に思いませんが、面白そうな区間をまた見つけて走りたいですね。