
昨日もお話ししたJAMIS DRAGON 29 SPORTSです。
現在妻はSALSA EL MARIACHIに乗っておりますが、あのバイクはハンドリングがクイック過ぎて妻をオフロードで走らせる気にはなりません。だから舗装路専用バイクとして使っています。
しかし、このJAMIS DRAGON 29ならば、29インチの安定感とグリップ力を享受しながら非常にバランスの良い曲がりの特性と、ショートリアセンターによる軽快な操縦性をもって気楽に楽しく走ることが出来ます。
そして何より、そう簡単にグリップを失わないので転びません。夫としてこれほど安心なことはありません。
2016年たったの一年限りになってしまいましたが、JAMISは29インチバイクのジオメトリーをほぼ理想的な数値に修正しました。
ヘッド角を寝かせ、トップチューブを伸ばしつつリアセンターを短くしたのです。
言ってみればフォワードジオメトリー化したわけですが、それによってフロントタイヤの負担が減ったのでとても安全なバイクになりました。EL MARIACHIはどちらかと言うとフロントタイヤ重視のバイクなのでハイスピード域では気難しすぎます。
レイノルズ520がとてもしなやかなパイプであることもメリットです。
急な動作をしないであろう女性ライダーが乗るとなると、このしなやかさは良い方向にばかり作用します。
路面を滑らかになぞり、常にタイヤが接地してグリップが増します。
そして勝手に直進してくれるので気難しいところ無く気楽に走ることが出来ます。
フォークはテーパードコラムで9mmクイックのため、先端になるほど剛性が低下すると言うある意味理想的な剛性のバランスになります。
リアもスライド式エンドではないので、先端までしなやかです。
全体的に見てこのバイクは傑作だったのですが、2017からは全て太いタイヤになるので、どうしても剛性が過剰に増してしまいます。
それが必要ならば歓迎できますが、不必要ならば、過ぎたるは及ばざるが如し です。
KONA HONZOはとても極端な操縦性のバイクですので、付き合いやすさはこちらの方が圧倒的だといえるでしょう。
私のEXPLOSIFも相当極端にセッティングしてありますので、蓼食う虫も好き好きですがね。