土の路面では接地面積の広さに物を言わせてグリップを稼ぐファットバイク、それは雪や砂の上ではホバークラフトのように柔らかに路面とコンタクトしつつ、バイクが雪面もしくは砂に沈むのを防いでくれるので、走行できるのです。

言ってみれば針で刺すと刺さるけど、割り箸なら刺さらないみたいなのと同じ理屈です。

圧雪されているとは言ってもスキー場のゲレンデレベルのコンディションでは、普通のMTBのタイヤではやっぱり刺さりますので、ファットバイクが圧倒的に有利になります。



平均斜度10%を登り続けられるのはやはりファットバイクならでは、下りでは広い接地面積によってしっかりグリップするので、ブレーキが普通の土の路面並みに効きます。

つまり、スキーやスノーボードでは到底不可能な急制動をゲレンデで可能にするんです。
私が思いますに、スキー場で最も安全な乗り物はファットバイクだと思います。