と、言っても価格のことではありません。
内容と性能が今まではかなり大きな壁があったXTRとXTの関係ですが、今度のはかなり近いですね。

カーボンやチタンを用いて軽く出来るところは軽くしているXTRに対して、比較的安価な金属のみで作られたコンポという違いくらいに収まってきたように感じます。
見た目質感は今までのXTとはまるで違い迫力のようなものさえ感じます。
もちろん触感、タッチの部分ですね、もXTRに遜色無いですし、操作感もとても金属的で良いですね。XTRはレバーがカーボンですからかなり違いますが、それだけに感じるほどXTが良いです。

機能的にはXTRに盛り込まれているものは全て盛り込まれておりますし、今までのようにXTはSLXの高級版という感じではなくて、XTRの高級な部分をそぎ落としたものになりました。

リアスプロケットは私も使い始めましたが、確かにXTRの3分の1くらいの価格なので重いんですが、実際に乗ってしまうとトルクをかけてもしっかりしていますし、変速の歯切れも良くて全く見劣りしませんね。リアディレーラーもXTRの持つ軽い感じが無いですが、性能は非常に信用できるものです。

フロントドライブトレインは私も使っているもので、XTRとそん色ないと思いますね。
ここは殆ど違いを感じないほど調子良いです。

今度のXTは近々コンポーネントの入れ替えを検討している人の背中を強烈に押してくれる出来だと断言できます。
重量的に大きく違う部分はXTRにする意味がありますけれど、そんなに変わらなければXTを積極的に選んではどうでしょうか。