小便器にうんこの怪

　仙台駅地下にある食品売り場でのことです。
先ほど飲んだアイスコーヒーの影響で小便がしたくなったので、モロゾフ横のトイレに入りました。
入って三歩ほど歩くと小便器が奥まで見渡せるようになるんですが、そこで驚愕のものを見ました。

小便器の手前、ちょうど用を足そうと立つ、地面に足を着くであろうその間にあたる部分に、思い切り広大な下痢便の丘が出来ているのですよ。

これは非常にまずい光景です。　匂いがまず酷いと言うのもありますし、半分液体のそいつはどんどん広がってくるかもしれないし、ましてや誰かが誤って踏んだ、もしくはその犯人が歩いていった道筋を私は既に歩いてしまっています。

よくよく地面を見ると、誰の足もそいつに接触していないようです。つまり床面はそいつの存在する場所以外は汚れていないのです。助かりました。

そうなってくると、どうやればそこに用を足すことが出来るのかを考え始めます。
普通ならズボンもパンツも下ろさずに用を足すのが男子の小便の仕方ですので、用を足しながら漏らしたのならパンツの中に充満したことでしょう。
つまりこの用を足した犯人は下半身裸なのです。
おそらくズボンもパンツも完全に脱ぎ去り、すっぽんぽんで小便器の前に立ち両方したに違いありません。

と、ここまで盛り上がったところで、普通に和式便所で用を足すように床に腰を下ろしてすることも可能と気付きました。

なんにせよ、何でもありだなと思いました。もう秩序も何も有ったもんじゃないですよ。

皆さんもくれぐれもお気をつけてください。
上から降ってこないとも限りません。