チェーンがなくて出来上がっていたのに乗れなかった新しいXTRをフル装備したバイク、チェーンも入荷してやっと乗れるようになりました。

昨年たったの1度しか乗っていないロッキーのALTITUDEに搭載してあります。
さすがにXTR入れれば乗るだろう。最悪自分が乗らなくてもお客さんが乗るだろうから、試乗車としてのポジションでは活躍するはず。と言う思いがあってこのバイクにしました。

ブレーキはこの手のバイク用にアルミキャリパーでゴツイやつが用意されているのですが、わたしのライディングではそんなの必要ないのでXC用の軽いやつです。
ローターは6穴のフィン付きはシマノから出ておりませんので、JAGWIREの新作が入っております。キャリパーはマグネシウム、チタンボルトです。

ブレーキレバーはカーボンです。単体としてもえらく軽く、全くしならないため非常にタッチが良いんです。気持ち良くスピードを削り取ってくれますよ。

単体では格好悪いクランクも、バイクにつけると意外と収まりが良くて格好悪くないものです。
ここで重要なのはフロントディレーラー、今までの縦にスイングするものではなく、サイドにスイングするようになって全く次元の違う性能を獲得しています。
感覚としては電気仕掛けで変速しているのか?と思うほどです。レバーはリア並みに軽く、ストロークも短く感じ(実際はそんなに変わらない)、何よりレバーを押し込みきる前に変速完了している感じですよ。あまりにも快適なフロントシフトです。

リアも凄いんですが、今回XTRはどうもDi2とワイヤー式、どちらも変速レバーの操作フィーリングは似ています。わざと同じにしていると思います。変速作業そのものが違うのでDi2の方が快適ですが、ワイヤー式ももうこれ以上望めないレベルに快適だと思います。
リアは明らかにレバーストロークが減り、わたしは今まで3段のシフトダウンを2回に分けでやっていたのですが、これならば一気に3段シフトダウンできます。非常にシフトレバーの節度感が良く、小気味良く操作できます。
実際の変速にかかる動きもソリッドで速く、バイクが軽くなったように感じるほど激変しています。

変速レバーも当然カーボン、シマノは出し惜しみしている感じもありますが、さらっとカーボンに変更してきますね。
I-SPECが進化して左右以外に上下にもシフトレバー位置をアジャストできるようになっています。

バイク全体としては、昨年密かにリアショックをFLOAT-Xに変更してました。
しかし1mも乗ってないのでその性能は未知数でしたが、今日乗って衝撃を受けました。
今まではこのバイクフロントが完全にリアに勝っていて、かなりフロント依存のバイクだったのですが、それが逆転しています。
今ではリアがたっぷりとした減衰フィールを持つのに対して、フロントがダンパー容量の不足を伝えてきます。もちろん本当は十分な容量を持っているので、それほどこのリアショックの容量が大きいと言うことでしょう。

これで俄然このバイクに乗りたくなってきたので、これからちょこまか乗って行きたいと思います。
当然試乗車ですので、新しいXTRのあまりにも進歩した性能を感じてみてください。