
KONAも他のビッグブランドを見習ってアーリーモデルを投入するようになったので、2015の一部のモデルが入荷してきました。
一言で言いますと、今度のKONAは品質が非常に上がりました。
もう全然違うブランドになったようです。
さらにグラフィックも格好良く、塗装品質も劇的に向上、間違いないブランドになりました。

KONAらしいモデルといえるのが、このROVE AL(89000円)
なんと50cまでのタイヤが履けちゃう(フロントのみリアは42c)のです。つまり29er用のタイヤ1.95インチが履けるんですよ。
これは事実上モンスタークロスと言って良いですね。

今までのROVEはクロモリフレームのみだったので15万以上してましたが、これはフレームをアルミにして、パーツをある意味革新的なシマノCLARISにすることによって10万以下を実現しております。16スピードになります。

このバイク、価格、見た目、性能3拍子揃っていますが、実はそれ以外にも良い部分があります。
それは、ユーザーが自分で整備することが容易だということです。
8段のCLARISはとても調整が容易(スイートスポットが広い)で、自転車屋に頼らなくても調整できます。KONAはライダーの側に立ったブランドなので、手が届くところにシフトワイヤーのアジャスターを取り付けてくれていますので、走行中に調整することも簡単です。ロングライドにはとても助かることでしょう。

これ一台有れば、ほぼ全ての欲求を満たしてくれるので、こんなに良いバイクは無いですね。
次はKONAの最エントリーモデルでありながら、とんでもない品質感を持つLANAIです。価格は62000円です。

このバイク、どう見ても10万以上するとしか思えない見た目です。
そう見えるのはフレームが美しいからです。

ヘッドチューブが44mmになり、異径チューブこそ使っていませんが、ジオメトリーがとても良いため姿が美しく、とても高そうに見えます。

ハンドルバーも31.8mm径になってますし、もう安っぽさとは決別しましたね。
でも、チェーンリングガードをつけていてくれているので、通勤にも使いやすく価格帯を考えると助かる装備です。

さすがにフォークはダンパー無しですが、それが気にならないほど良いバイクに見えます。
KONAに何が起こったのかしりませんが、とても歓迎できる変化です。
2015年はKONAプッシュでいきたいと思います。
ちょっと前のブログで書いた、メルセデスCクラスのサスペンションの話、最近出てきたインプレできちんと説明されていたのでご紹介いたします。もちろん以前インプレしていた人とは違う人達です。
結局のところ、コイルスプリングのサスペンションはとても乗り心地が良くて、こちらを好む人が多かったようです。
エアスプリングのほうは、ダンピング可変式ダンパーをスムーズな路面では減衰力をかなり弱めてエアスプリングのたおやかさに任せるような設定で、コーナーでは即減衰力を高めて踏ん張るようにしているということと、でこぼこに差し掛かると前輪が通過したくらいのタイミングで即減衰力を高めてでこぼこに対応させているようです。
各種センサーを駆使して、一瞬のうちに減衰力を変化させることが出来るようになったので可能になったシステムですね。
でもここでちょっと違和感がありますね。
自転車の場合は良好な路面ではサスペンションを極力働かせず、でこぼこがあるときだけ働かせるようなセッティングになっています。
大体路面がスムーズだったらわざわざサスペンションを動かす必要ないわけで、Cクラスはここでフラット感を出す為に微細な凹凸でも反応するように減衰力を下げてサスペンションを動かしているんでしょう。実際はとても高度な制御をしているんでしょうが、高級車ならではの制御だと思います。
しかしでこぼこで減衰力を上げることにより突き上げが来るみたいなので、まだまだ煮詰めが必要そうでした。
じつはコイルスプリングのほうは自転車と同じような減衰力の制御になっているので、こっちの方が良い感じ(こっちのダンパーは乗ったことあります)です。