機械はどれも、性能的なピークが来る時期が存在します。
組み立て直後は馴染みが出ていないため、荒さがあるので慣らしが必要です。
馴染みが出るに従い性能的にピークに向かっていき、完全に馴染んだときがピークです。
その後なだらかに調子が下降していきます。

最近二年前に購入した車が明らかにやれてきてしまいました。
以前もBP型スバルアウトバックに乗っていたのですが、3万キロを超えた辺りから路面からの入力を受け止めきれなくなって、コーナーでアウトに膨らむようになってしまったので、3年で手放しました。
そのあと購入したサンバーは9000キロ時点で最高潮になり、その後なだらかに調子が落ちてきてますが、この車はラダーフレームのため、車体そのものは健在で問題ないのです。
モノコックの方が確かに良いんでしょうが、ボディの寿命は短いと思います。というか賞味期限が短いといった方が良いかも知れません。

今乗っているV60も最近路面からの入力をダンパーの収縮で受け止める前に、ボディがたわむ感じがするようになってしまったので、ボディは終わりました。
今後補強してどうにかするのか、別なのに乗り換えるのか決断しないといけません。
元々非常に硬いボディだったせいで余計に気になります。
妻もそのことに気付いていて驚きました。おそらく殆どの人が気づかないくらい軽微なやれですから。

当然自転車にも同じく性能のピークがありますし、クラック入るはるか前の段階でフレームがやれて力を逃がし始めます。
「踏んでも以前ほど前に進まない」とか、「以前より路面からのショックが大きくなった」とか、「以前よりコーナーでラインがアウトに膨らむ」なんて感じたらもうやれてます。
実は本当に美味しい時期は桜の見ごろのように短いものなんです。

当然乗り方によっても大幅にその時期は変わってきますので、ヘビー級のハードライディングするライダーとライト級のサイクリングライダーでは全く違ってきます。