META AM3 650Bになります。
結構前にこのブログに登場したような気がしますが、下りで思い切り楽しめて、登りやアプローチの舗装路もゴキゲンに走ることが出来るバイクです。
入荷して試走の際にリアショックの減衰が全然効いてなくて、「あれ、これリアスイングアーム重いのかな? リアがやたら暴れるんですけど。」と思ったらリアショックが不良で、修理してもらう為にしばらくお休みしていたのですが、リフレッシュしたリアショックが今日届いた為に、晴れて本当の性能を発揮し、その凄さを知ることができました。

私のRockymountainはもっと柔和で、全体的に優しいバイクなんだと分かりました。
このバイクはとにかく戦闘的で、圧倒的にガッチリとしており、路面をねじ伏せて走ってゆくようです。それは29インチのもそうでした。

リアショックの取り付け位置も低いし、その他の構造も低い位置にあるのでとても低重心でどっしりとしていて、ハンドリングは非常にシャープなんですが安定しています。

私のRockymountainと重量が一緒、前後サスのストロークもほぼ同じ、ホイールサイズも一緒なのに、全然印象が違います。

Rockyはあくまでオールラウンダー、なんでもそつなくこなします。XCバイクを発展させたサス形式です。それをごつくしていって生まれたバイクとも言えます。
その分下りのハンドリング、コントロールの自由度は犠牲になっています。ちょっとXCっぽいところがあります。

METAは基本下りのバイクです。 DHバイク出身であるので当然ですが、下りの性能を確保したまま、登りと平坦の性能も得ようとして出来たバイクなんですね。

完成したスペックは同じでも、元々の出自の違いがバイクの性格に出ていてとても面白いです。

そうそう、奥に写っているTURNERですが、リアショックを開けたら、エアースプリング室にエアーボリュームを調整する例のスペーサーが入っていて驚きました。
わざわざラージボリューム版のリアショックを入れているのに、そのボリュームではスプリングのプログレッシブレートが気に入らなかったのでしょう。ボリュームを落として調整しているんですね。ちゃんとTURNER専用のショックであることが確認できました。