今日は2台のCommencalを同時に納車するので、朝一でテストライドに出かけました。
同一メーカーならばホイールサイズによる違いを感じ取りやすいでしょうから、乗り比べていいところと悪いところが見えるだろうというのもありました。

RAMONES AL1はまさに傑作といって良いバイクだと思います。
何時乗ってもどこで乗ってもあまりにも気持ちよく乗れてしまうバイクです。
ハンドリングはクイックでありながらリニアで切れ込み過ぎないので思い通りに曲がります。
これだけ良いバイクならば26インチも良いなーって思います。
当然ジャンプでは26インチならではの軽やかさを感じることが出来、ビッグホイールには無い良さをとても良く感じます。このバイクに関しては26インチならではの弱点を感じることはあまり無いです。あれだけ曲がるのにスタビリティがしっかりあるので、挙動が乱れることが無いからです。

META の方は意外にもシッティングでペダリングしたときより、ダンシングしたときのほうがフィーリングが良いです。元々がDHバイクなのでそうなんでしょう。DHレースで座って漕ぐことはあまり無いですからね。
ハンドリングはこのバイクに限ってリジッドの29erは軽く曲がっていきますから。ヘッドは26インチモデルより立っているのに、ハンドリングはとても立ちが強いです。つまり真直ぐ走りたがります。ヘッド部周辺の感じがまんまDHバイクで半端じゃなく剛性感があります。その為に軽く曲がろうとしたくらいだとはじき返される感じです。
だから曲がりたければ思い切りとパワーが必要です。力でねじ伏せて走らせると最高に楽しいです。力が要るというだけで曲がらない訳ではないので、走らせ方が分かれば思い通りに曲がりますし、その走っているスピードそのものは26インチより格段に速いです。

Commencalはとにかく人車一体感がとても濃密で自由自在に乗れてると強く感じます。
特に曲がっているときのバランスが良く、そのバランスはどちらのバイクでも同じです。
METAは真直ぐが尋常ではなく強いです。
26インチでは到底チャレンジする気にすらならないラインを平然と何もなかったように通過していきます。
サスペンションの慣らしも兼ねているのでどちらのバイクのショックも最もアクティブなモードで使用しています。

来年はどちらのバイクも27.5インチになります。Commencalのことですから、非常に上手く味付けしてくるでしょうが、この2台もとても個性があって名残惜しいバイクたちでした。

META納車準備できていますので、明日取りに来ていただいて大丈夫です。