
普段ならば遅くとも3月中には入荷してくるはずのNSbikes完成車がやっと入荷してきました。それにしても遅すぎますよ。
さて、そんな2013モデルですが、遅いとかそんなの関係なく、カラーリングが圧倒的に新しいです。

写真のMetropolis2はメッキに黒とオレンジそれもスポークが新しい、実物は写真よりもっとずっとインパクトがあり、箱から出した瞬間に「これは凄い!」と思いました。
きらびやかではなく、抑制された迫力があってモーターサイクル的な迫力がありますね。
バイクとしては昨年モデルと同じパーツアッセンブルなので、全く心配ございません。

総合パーツブランドでもあるNSbikesならではのオリジナルパーツてんこ盛りで非常にお買い得なバイクです。昨年より1万円プライスダウンして118000円となっております。
次はHOLY2、こちらも安くなって81400円です。かなり魅力的な価格です。
実は今期HAROのストリートバイクを全然仕入れなかったのですが、それはNSbikesが値下がりした為に一緒に店頭に並ぶとHAROが売れないだろうと予想していたからです。
価格的に今まではNSbikesのほうが高価だったのが、今年は互角の価格になってしまったので、より攻めた完成車であるこちらの方が魅力的なのは間違いありません。

今年のHOLYはフェードカラーでハンドルバーとグリップとフォークが左右で色が違っています。写真では鮮やか過ぎて色が飛んでいますが、実際に見ても目に眩しいカラーです。

バイクとしてはもう間違いない定番商品と化しておりますので、説明は控えさせていただきます。
上記2モデルがカラー以外の変更がなかったのに対して、Metropolis1はフォークのメーカーを変更という大きな変化がありました。

MARZOCCHIからROCKSHOXへ変更したのです。どちらもダートジャンプ用の頑丈なモデルであること、20mmアクスルであることから、メーカー的により安定している方に変更したわけですが、ARGYLEになったことで精神的な安心感は大きくなったといえるでしょう。

MARZOCCHIとROCKSHOXは動きが違うのでどうなったのか今度乗ってみます。

カラーリングはリムとグリップがフェードカラーになっています。

そしてフレームはただの黒ではなく、シルバーのラメが入ったものです。
相変わらず、細かいところまでお洒落です。価格はこちらも1万円下がって158000円です。
そして最大の目玉はNSbikesの弟分のOctaneOneブランドで完成車が設定されたことです。

それもフレームは完全新設計のアルミなのです。
ジオメトリーもビギナーライダーのために若干マイルド方向にアジャストされているので、ある意味NSbikesの完成車より乗りやすく、より広範囲の用途にマッチします。
NSbikesの売りはトリックをするためだけのジオメトリになっていることですが、初めからそれでは肩が凝るというのも良く分かるので、間口を広げる為により色々なライダー、色々なシュチュエーションで楽しめるバイクを作ったのでしょう。

そして最大の特徴はその軽い重量です。
なんと、トップモデルであるMetropolis1と同じ重量なんです。これは凄い。

今回、頑丈だけど重いという、今までのエントリーレベルのこの手のバイクの良く無い部分を直し、《パーツが壊れたってことはそれだけ上達した証。喜んでもっといい部品に交換しよう》というスタンスでバイクを作ったことでしょう。
軽くなければ根本的にバイクを動かせないので、根本的に買ったけど、重くて上達できないのですぐに辞めてしまう。という負のスパイラルをこのバイクで絶つつもりなんでしょう。

完全新設計のフレームはSODAシリーズの経験を活かして、価格アップを避けながらも十分に手の込んだものになっています。ヘッドは44mmで、ダウンチューブもヘッドチューブ側は丸断面ではありません。

リアエンドもなかなかに凝った形状になっており性能が期待できます。
とにかく軽いことは正義なので、このようなバイクを75400円という価格で送り出してくれたことに感謝しましょう。
GIANTのSTP2はもう無いのですから。