
太陽の下でのUNITです。兵器感バリバリです。オレンジの昔のKONAのロゴもいいんですよね。ロゴの書体を初期の頃のものに戻したので、懐かしく嬉しいですね。
さて、同じUNIT乗りとしては、フレームに何箇所もアップデートされた最新モデル、気にならないわけがありません。
で、早速乗ってみました。
私のは16インチ、これは18インチであることをはじめにお断りしておきます。
もちろん私によりマッチするのは16インチの大きさです。
結論から言いますと、もう既に違うバイクになっているといって良いほど変わりました。
29インチのバイクは大きなホイールを納めるためにホイールベースは長めです。
そこに質量の大きなホイールをつけているために、クロモリ前後リジッドバイクの場合、大抵前輪と後輪が別々に動く感じがあり、それがシャープに乗ろうとする際の妨げになっていました。
もちろん私が乗るUNITもそうでして、フォークをカーボンにしてもなおその感覚は変わりませんでした。
それが、最新モデルではきれいに消え去り、前後が一体感を持って動きます。いっこのバネって感じですね。
じゃあ、硬くなったのかと思い、意地悪にも細かく鋭いショックが連続的に入る路面を走ってみましたが、ショックの角は見事に丸められ、私が乗るモデルよりよっぽど心地よかったです。タイヤが細いのに凄いです。
大体よりホイールベースが長いのに、前後に一体感がある時点でどうしようもないほど差があるわけで、これだけ剛性をあげて乗り心地を悪化させないなんて、サスも無いのに凄いです。
剛性アップは44mm化されたヘッドチューブ、モノコック化されたBB後ろのチェーンステイ集合部、リアエンド部分の変更、さらにチュービングを最適化させて成し遂げているんでしょう。

BB後ろの写真です。これが最新のUNIT、最中合わせのクロモリモノコック、これを量産モデルで普通にやってこの価格、よくやるわって思います。

私の乗っているものです。凄いチャチいですね。ここで力が逃げているのかもしれません。

これはHONZOのもの。UNITと同じ部品ですが、前端をカットオフしてよりショートチェーンステイ化しています。
ちなみにHONZO、ヘッドチューブやこの部品、リアエンドの構造もUNITと同一です。チューブセットは違いますが、これらの構造はオールマウンテンをも想定した剛性をクリアーできるんでしょうね。
UNIT間違いなくとても良いバイクです。シングルでこのまま乗るもよし、私のようにリアを多段化して乗っても良いでしょう。
でもフロントサスはつけないで乗ってうまみが出るバイクです。
そうそう、ただ今2012HONZOのリアエンドを2013に交換できるのかについてはKONA社に聞いてもらってますので、少々お待ちください。