Twitterの中での訴えで、女川町立病院の医師たちにMTBを寄付しに行ってきました。

その女川への道中で、自衛隊の車の後ろについて走っていたときに、彼らの車がすっと通り抜けたところでも、私の車だと飛び跳ねてしまう事が多々ありました。ボディは軋むしサスペンション取り付け部は壊れそうでした。
やはり自衛隊の車は凄いんですね。普段は単なるオーバースペックでも、今のようにアスファルトが津波で流されていたりする道路では、このクラスの車が本領を発揮するようです。

女川町立病院の方たちの話では、瓦礫が散乱し、道がでこぼこになってしまった、急斜面の多いリアス式の土地ではママチャリで走るのはきついので、寄付されても走って行ける所が少なかったそうです。
MTBならば太いタイヤにサスペンション、頑丈なホイールとフレーム、歩くスピードよりもゆっくり走る事も容易い幅広いギア比によって、このような状況で最も有効な移動手段だと言い切れます。三陸の被災地にMTBを寄付するのは大きな意味が有ると思います。
病院の人たちも大変喜んでくれたので、運んだだけですが嬉しくなりました。
早速医師達の往診に活躍してくれるそうです。

現地の自転車屋さんが被災してしまっているので、寄付した後のアフターもうちでやっていかなくてはなりませんので、寄付できるのは通える範囲に限られてしまうので、自分で出来る範囲でやっています。
今回もモトクロスインターナショナルさんから、MTBの提供をしていただいております。どうも有り難うございます。


ビルが基礎ごと流されて横倒しになっていました。意味が分かりませんでした。
女川町立病院は高台の上にあり、絶対に津波にやられっこ無いように見えましたが、1階は津波にやられていました。自分がこの場に居たらとリアルに想像すると背筋がぞっとします。
今生きているかどうかは単に運に過ぎないのだと感じました。

さて、X-FUSIONのストローク変更をするために分解したので、どんな感じだったのかお伝えしますと、以前のものとは別物と言えるほど、精密に作られています。
ダンパーは完全に構造が違いますし、今まで頼りなかった部分は全て径が太くなったりしていて、強化されています。
ストロークはかなり細かく変更可能です。カタログ表記以上のスペックを持っています。
暇を見つけて私のバイクに取り付けますので、是非乗ってお確かめください。