当店からたった数キロ先の若林区七郷です。
仙台の一大米の生産地でもあります。
あまりにも平らであるために津波が内陸までやって来たのでしょうね。
当店の辺りはすでになんでも買うことができますが、若林区はまだ全然自由に買い物が出来ない感じでした。
同じ仙台市、それも何キロも離れてなくてもここまで違うのかと思い知らされました。

若林区 深沼海水浴場方面を望む 海岸の防風林の赤松がここまで流れてきてます。
しかしその防風林は霞んでよく見えないほど遠くです。
 

水田の中に建物が流れてきてます。殆どの建物は一階が無くなっており、二階のみ流れてきています。


自衛隊が人命検索の傍ら、見つけたアルバムなどをこのように集めてくれています。


津波を被っていなくとも、道路はいたる所陥没したりして、非常に危険な状態でした。

生まれてこのかたずっと仙台の海沿いに住んでいるので、見慣れた景色が殆ど失われてしまった衝撃は大きすぎてよく分かりません。
伊達政宗が植えさせた防風林が失われたと言う事は、少なくとも400年間はこんな事は無かったって事です。
まさか自分が生きているときに、このような自然災害に遭遇するとは想像すらしませんでした。
出会ってしまい、生き残ったからには、ここから先をやれって言われてるのでしょう。
我々はここから先の復活物語を子孫に語り継ぐべく、しっかり素晴らしい世界を取り戻したいと思います。