今年は2台立て続けに車検を迎えたので、出費が半端ないなと思いユーザー車検に興味を持ちました。
軽自動車検査協会には以前名義変更に来たことがあった(入院先の病院のナースにジムニー売ってもらった、怪我してもただでは起きない)ので、うちの店のすぐそばだって事が分っていたうえに私は年中時間を自由に出来る職業です。空いた時間を有効利用しない手はありません。
ネット等で調べた限りでは、よく分からないほど安く検査を受けることが出来るようでした。さらに、点検整備はユーザー自身でして良いようです。これはつまり、やってないのにやったって言っても良いって事です。ちょっと危険ですね。
ディーラーや車検代行業から来た見積を見る限り、法定費用のほかに3万程度かかるようです。しかしユーザー車検だとたったの1400円、桁違いというか検査を受けて車検証を貰うという行為そのものの価値はランチ程度の値段なのです。これにはちょっとビックリしました。
実際に検査を受けるにあたっては、車検場にいるほかの受験者達はみんなプロで、私一人が素人だって事です。手続きの全てが初めての人にはあまり優しくないので戸惑います。これはいちいち窓口に行っては「次はどうすれば良いですか?」を連発して素人感を全開にすることで助けてもらいながら進みました。
実際にラインに並んでからは、ますます周りが手馴れている中に自分独りな感じでした。
ここでも素人感全開に醸して保安部品の検査を乗り切りました。彼等の検査が非常に畳み掛けるように来るので、慣れてないと厳しいですが、怒られないので大丈夫です。
そして一番の難関は検査機です。それもスピードメーターの検査のために自転車で言うところの3本ローラーのようなものの上で40kmまで加速するんですが、車は動かないのにタイヤだけ走らせるのは違和感が大きくマニュアルでは半クラの感覚も全然違いますし、ギアチェンジも普段とは全然違ってよく分かりません。やたらとエンジンが唸っているように感じました。
最後にリフトで持ち上げられて下回りの検査を受けて終了です。
車検証はその場で即出来上がりあとは帰って良しでした。
トータルでかかった時間はたったの40分、金額は1400円
さらに、普段では出来ない車に乗ったままアトラクション的な体験も出来て面白かったです。
皆さんもちょっと勇気を出してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。