私が最もやりたくない作業、それがHAYESのキャリパーオーバーホールです。
DOT4のフルードだってのが嫌な理由なんですが、これは劇薬なので可能な限り触りたくないです。

さて、油圧ディスクのキャリパーの全てがこの写真です。
実は、他のブレーキシステムのようなスプリングやレバーの類いは一切存在しません。
あくまでも液体の移動する圧力でピストンが出たり戻ったりします。それをピストンシールの弾性でアシストするだけです。
そういう構造なので、キャリパーを非常に軽くすることができます。
密かにこれこそがディスクブレーキの一番のメリットです。効きは他のブレーキシステムでも同じくらい効くのがありますからね。
特に、キャリパーを一つの塊を削って作ったモノブロックタイプは非常に軽量に出来ます。ブレーキキャリパーはバネ下に当たるので効果は倍々で効きます。
次にどこを軽量化しようか迷ったら考えてみてください。軽くなるだけでなく性能もアップできるので、一石二鳥です。