相変わらず昼頃は猛烈に暑くて、その時間だけで汗をかいちゃって着替えなくてはならないほどですが、朝晩は涼しい風が吹くようになって助かります。

さて、今日は店に来たと同時に、杖を自転車に取り付けたじいさんが来店しました。
来たと同時にそこら辺にいた人にイチャモンをつけているような人だったので、やばい予感がしました。
そのじいさんはコールマンのMTBに乗ってきました。おそらく誰かが景品で貰ったものが流れてきたって感じのバイクでした。
じいさんは「このバイクをイメージチェンジしたいんだ、だけどこのコールマンの自転車は日本に3台しかない貴重なもので気に入っているから本体は残したい。いくらかかる?」
私としては、その質問は具体性にかけておりましたので、もうちょっと話をしてみることにしましたが、それもこれもとっとと帰って欲しいからに他なりません。
じいさんはさらにこう続けました。「この自転車は70万もしたんだ。日本一周もこの自転車でしたことがある。」
ああ、このパターンか。と思った私は、超持ち上げてやる作戦で行くことにしました。
「70万もする素晴らしい自転車だから、イメージチェンジには30万はかかりますね。コールマンの自転車なんて見たこと無いし、本当に良い自転車ですね。」
もうじいさん最高に気分良くなってます。「そうかそうか30万もかかるのか。この自転車は日本に3台・・・以下同文」
実際に30万なんてお金があるかどうかは見た瞬間に分りますので、実際に修理を頼むはずもなく、じいさんは気分が良くなって帰っていきました。

これぞ、柔よく剛を制す。
力で封じ込めるより、褒め殺した方が後々面倒なことにならずにすみます。むこうとしては嘘をついて歩き回っている人なので、二度と来ないでしょう。