最近BMXでは常識のリニアケーブルと言われるブレーキのアウターケーブルは、通常のアウターケーブルに対して色々とメリットがあります。
BMXではバースピン等をした時に勝手にブレーキが効いてしまうのを防ぐ為に使われているのですが、通常のアウターだとブレーキワイヤーがぐるぐる巻きになるような状態ではブレーキが勝手に効いちゃいます。どうしてなんでしょうか。
 通常のブレーキアウターは中の鉄線がコイル状に巻かれています。その為に非常に柔軟になっており曲げやすい、さらにはインナーケーブルをぐるぐると巻いているのでブレーキワイヤーが断線したりしにくいのです。こう考えると非常に理にかなっているように思えます。
しかし、ミクロなレベルではコイル巻きであるが故に全長が曲げた時と伸ばした時で変わってしまうと言う欠点があり、強く曲げると全長が伸びてしまってブレーキが勝手に効いてしまっていました。
当然強くブレーキをかけたときもその構造が災いして全長が縮んでしまい、それ故にタッチと効きの面でどうしてもイマイチな感じがしていました。
 しかしリニアケーブルならばこの写真のように内部の鉄線(STRAND WIRE)が直線であるが故に曲げようが何をしようが殆んど全長が変化しません。
この方式の弱点は竹のように割れやすいことでしたが、ステン&ケブラーメッシュで保護しているのでその心配もありません。
メートル当たり525円程度のものですが、ものすごくタッチと効きに効果があります。
Vブレーキやメカディスクにしか使えませんが、油圧並みのタッチと効きが得られますので、ここは絶対に換えておきたいところです。
当然私のバイクなんかは交換してあります。