度重なる摩擦によって、やっぱりシールも減ってきます。
このフォークは2年使ってますがさすがにもう駄目そうです。
シールに傷が入ったりすると、フォークオイルが下に滴るほどに漏れてきますが、磨耗の場合はこのようにインナーチューブが油で汚れたようになります。
このような状態になったらオイルシールの交換が必要です。

しかし、MARZOCCHIの一部のモデルと、FOXの32シリーズ意外はそうではありません。
現在の一般的なフォークはアウターチューブの中にはダンパーオイルは入っていませんので、大抵潤滑用のオイルかグリースがインナーチューブに付着しているだけです。
だからこまめに拭き取っていれば大丈夫です。
このタイプのフォークはオイルシーと言うものが無く、ダストシールがあるだけです。
だから泥の中を走ったりすると、アウターチューブ内に異物が入りやすいので注意が必要です。
インナーチューブ表面が完全に乾いた感じになっている時なんかが特に危険です。
動かすとかすかにインナーチューブに油分が乗ってくるくらいに保つことが重要です。
なんにせよ、インナーチューブはこのように汚い状態には決してしないようにしてください。