ふたりのロッテ | ほんのにちようび

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心に残った本のあらすじと感想をつづります。

(時に映画、マンガ、音楽などについても)

ケストナー, 高橋 健二
ふたりのロッテ
★★★☆

[あらすじ]

おてんばルイーゼが林間学校で出会ったのは、自分とまったく同じ顔をしたロッテという女の子。ロッテはお母さんとふたり暮らしで、ルイーゼはお父さんとふたり暮らし。最初は反発しあったふたりの女の子は、仲良くなるにつれて、自分たちが実は別れ別れになったふたごだということを発見する。


「エーミールと探偵たち」などでもそうだったが、ケストナーの本を読むとあたたかい気持ちになる。いつもハッピーエンドでまとめすぎなのでは?などと、すれた私は感じることもあるけれど、子ども向けの本はぜひともこうであってほしい。


そして、ケストナーの本には、いつも心に残る箇所がある。この本では、林間学校が終わって、ロッテと入れ替わりに母親のもとに戻ったルイーゼが、その正体を母に見破られて抱き合う場面。子どもたちの無邪気なたくらみが、どうかうまくいきますように・・・。そう願いながら読み進んできた読者の気持ちをぐっととらえる。


BGM:頼りない天使/フィッシュマンズ