特集1 猫が登場する本 | ほんのにちようび

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心に残った本のあらすじと感想をつづります。

(時に映画、マンガ、音楽などについても)

気がつけば、このブログもはや一年。

ということで、たまにはふだんと違うアプローチで本を選んでみます。

第1弾のお題は「猫」。猫に関するもので、私が読んだ本は、と言えば・・・



「我輩は猫である」 夏目漱石 ★★☆

言わずと知れた名作ですねえ。実は細かい内容をあんまり覚えていないのですが・・・。猫の目から見た人間の世界、という形の小説は当時はきっと新鮮だったのでしょうね(とか適当なことを言ってみる)。



「ノラや」内田百閒 ★☆

夏目漱石さんのお弟子で、文豪の内田さん。飼っていた猫が行方不明になり、その見苦しいまでの(失礼)狼狽ぶりをつらつらと描いた作品です。気持ちはよくわかるものの、さすがに途中で飽きてくるぞ・・・。



「猫に未来はない」長田弘 ★★★☆

以前ここ に感想を書きましたが、猫が嫌いだった長田さんが、段々猫と仲良くなっていく過程も、そのみずみずしい文章も大好きです。猫の脳には、未来を推測するというメカニズムがないんですって(これがタイトルの由来)。



「100万回生きた猫」佐野洋子 ★★☆

名作という前評判に期待しすぎて少し肩透かしをくらったものの、構成といい絵といい、良くできた話です。猫好きが好きな本というよりは、子どもだったことのあるすべての人が好きそうな本。



「ルドルフとイッパイアッテナ」斉藤 洋 ★★★★

この本はずいぶんわくわくしながら読んだ記憶があります。「俺の名前はいっぱいあってな」「え? イッパイアッテナ?」なーんて会話からイッパイアッテナと呼ばれるようになった物知り猫と、迷い猫ルドルフの冒険物語。余談だけど、中学時代、成績オール5の優秀な友人が、高校の推薦入試の面接で好きな本を聞かれて(普通少し背伸びしがちなお年頃なのに、小学校低学年向けの)この本を答えたと聞いたときには、その子のことを心から素敵だなあと思ったものです。



「面目ないが」寒川猫持 ★★

バツイチで医者、かつ歌人の寒川猫持(ペンネームからわかるように猫を飼っている)。面食いで別れた妻に未練たっぷりのダメおやじなのだけど、作る歌にはたっぷりのユーモアとひとしずくのペーソスで満ちています。なかでも猫関連の歌は猫好きのツボ。

「尻舐めた舌でわが口舐める猫好意謝するにあまりあれども」 とか。



「猫語の教科書」ポール・ギャリコ ★★★

猫から届いた原稿を編集者が本にした、という本がこれ。その原稿とは、全国の猫が快適に過ごすためのマニュアルだという。猫の生態に関する新しい知識が得られたりもしてなかなか面白い。なかでも大納得したのが、欲しいものがあるときは「声に出さないニャーオ」が効果を発揮する、という記述。猫を飼ってる人ならお分かりと思うのですが、これやられるとなんだかもうきゅんとなっちゃうんですよね。



「夏への扉」ハインライン ★★☆

タイムスリップSFの名作として名高いこの本にも、猫が脇役として効果的な演出をしています。 「なべての猫好きにこの本を捧げる」という冒頭の献辞から察するに、作者もかなりの猫好きとみた。



「猫の事務所」宮沢賢治 ★★

ちょっと悲しい、いじめにあう猫の話。「千と千尋の神隠し」に出てくる釜爺は、この釜猫からイメージしたのかなあなんて思ってしまいました。


ほかには赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズなんかもありますね。

猫の本、思い出したらまた付け加えます。

BGM:Baby I love you/くるり