ついこのあいだ、タラトジャフェリ氏(Talat Xhaferi)がアルバニア系として初めて北マケドニアの首相に就任した。


アルバニアのラマ首相(Edi Rama)は、"歴史的な"ことだと祝福した。


アルバニアの国営メディアRTShも早速本人にロングインタビューを行ったりしていて、アルバニアにとっても関心事であることをうかがわせる。




彼のインスタグラム(@talatxhaferi)はマケドニア語とアルバニア語(と英語)を併記しており、北マケドニアメディアの映像を見ると公の場でもマケドニア語で話したりアルバニア語で話したりしている。


そんなジャフェリ新首相の率いる新政権はいわゆる暫定政権(caretaker government)で、年内に控えている選挙までの短い期間に国政を担うようだ。これは前政権が成立した時に複数政党間でなされた取り決めらしい。


以前のブログで言及したように、北マケドニアの国政でアルバニア系住民の票を獲得することが重要な意味を持つことは、ニュースを見ていると何となく分かってくる。


来たる国政選挙においてアルバニア系の人々がどの政党、政治家に票を投じるのかに、今回の事象が少なからず影響をもたらすであろうことは想像できる。


アルバニアという角度からバルカン半島に興味を持ってメディアを見ているから、今回の出来事はとても興味深かった。


アルバニア語、もっと読めるようになりたいな。