復帰3日目は16時から予約を入れていたので、仕事ギリギリまで出来るだけ動かずに安静に努めた。


入院当初の話に戻るが、動けなくなったその時は自力で立ち上がれるまで丸2日掛かっていた。

その経験から、今回も2日間は立ち上がれないかもと予想していた。


店休日を挟んだ丸1日以上の安静でどこまで回復しているか不安な中、物に掴まりながらゆっくり立ち上がってみる。


すると、予想よりスムーズに自力で立ち上がれて、歩行もヨタヨタではあるが歩けるまで回復していた。


前回2日間掛かった時より1日早く、ここまで回復している事実から少しだけ前進しているかもという実感を、僅かにだがようやく感じる事ができた。



店に到着し、カット椅子に腰掛けた状態でお客さんをいつものように笑顔で迎え入れる。


やはり仕事モードに入ると病状の事を忘れ、時折負荷が掛かる体制に身体が勝手に動いていく。


この日最後のお客さんを終えた後、また自力で立ち上がる事は不可能だろうと覚悟していたが、浮腫で両足はパンパンになっていたものの昨日のように内出血や立ち上がれない状態ではなかった。


あれ?何で今日は大丈夫だったんだろう?

理由は全く分からない。


分からないが、昨日までの絶望が絶望ではないことを立ち上がれている両足が教えてくれているようだ。


もちろん、期待のし過ぎはメンタルに良くない事は重々理解している。


それでも、少しの前進を前向きに捉えようとする気持ちは微かな兆しを感じていた。