8 bottles a week (ワインを中心に) -41ページ目

フェヴレ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2005

【生産者】 Faiveley フェヴレ
【銘柄】 Bourgogne Pinot Noir 2005 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2005
【産地】 フランス ブルゴーニュ
【購入店】 みちのく岩手のワイン屋 竹澤
【価格】 1974円
【俺P】 60点→70点

大ドメーヌでありネゴシアンでもあるフェヴレ。
ネゴス物は生産量の15%程度に過ぎないとのことだが、このスタンダード品はネゴス物。

ACブルにしては濃い目の色調ながら、香りは立たず果実味も弱い。
酸とタンニンばかりが前面に出てきて、あまり楽しく飲めるワインではない。
葡萄のポテンシャルが高くないのに、無理してかっちり大きく作ってしまったような印象。
もっと酸やタンニンを抑えて、チャーミングな薄旨ワインに仕立てた方が良かったのでは?

これで2000円近いとなると、コストパフォーマンスはかなり低いと言わざるを得ない。

【追記】
1杯分だけ残しておき、翌日再度飲んでみて驚く。
タンニンと酸がやわらぎ、前夜はほとんど感じられなかった果実味が前に出てきて、予想より遥かにバランスが良くなっているのだ。
特別旨いワインというほどではないが、これなら価格に見合った品質。
まあ廉価なACブルなのに、開けてすぐ楽しめないってどうよ?というのはあるが。

ネブリナ・シャルドネ2007

【生産者】 Neblina ネブリナ
【銘柄】 Chardonnay 2007 シャルドネ2007
【産地】 チリ
【購入店】 ドン・キホーテ柏店
【価格】 598円
【評価】 見当たらず
【俺P】 63点

チリの激安シャルドネ。あまり期待せずに抜栓。

すぐにフルーティな香りが広がり、おっ、悪くはなさそう、と思う。
価格の割に果実味はあり、酸もないわけではなく、普通に楽しんで飲める水準。
やはり厚みや複雑さには欠け、ミネラル感も足りないし、緩い印象はあるものの、やむを得まい。

この値段なら充分有りかと。

ラ・ブランカイア トレ2005

【生産者】 La Brancaia ラ・ブランカイア
【銘柄】 Tre 2005 トレ2005
【産地】 イタリア トスカーナ地方
【購入店】 西馬込駅近くの酒屋
【価格】 999円
【評価】 パーカー88点
【俺P】 84点

嘘のような値段で入手できたトレ2005。
ブランカイアは以前に一度、フラッグシップのイル・ブルー(確か2000)を飲んだことがあり、素晴らしかった記憶が残っている。
トレは今回初めてだが、期待して抜栓。

赤黒の果実、ミネラル、樽香、皮、コーヒー、花。
凝縮したエキス感のある濃厚なワインだが、甘くはなく酸もそれなりにあって、サンジョヴェーゼらしいエレガントさを兼ね備えた仕上がりだ。
何よりピュアさにおいて秀でたワインで雑味がなく、きめ細かなタンニンの作り出す滑らかなテクスチャーとあいまって、高級感を漂わせている。

これは仮に市場価格の3000円程度で買ったとしても、充分ハイコスパと評価できるほどの高品質ワイン。
こうとわかっていれば2ケース買ったのだが。