若松城、あるいは鶴ヶ城。
もとは蘆名氏の城でその歴史は南北朝時代まで遡るとも。戦国時代が終わった頃に入城した蒲生氏郷により近世城郭の姿に改修された。その後変転を経て嘉永二十年(1643年)に保科(松平)正之が入り明治維新まで会津松平家の居城となった。戊辰戦争の際には新政府軍の包囲に1ヶ月間耐えたのちに降伏、開城した。
1874年に建物はすべて解体され、いま見られるものはすべて後世の再建。御三階櫓のみJR七日町駅近くの阿弥陀寺に移築され現存している。
1934年に国の史跡となり、2006年に日本100名城に選出。
翌日の南会津でのオフ会に備えて会津若松までせっかく来たので、5年ぶりぐらいで夜の若松城に訪問することにした。駐車場が19時までと示されていて焦ったが、春のライトアップ期間中は延長されていた。
県立博物館横の駐車場に車を置き、三の丸口から城内へ。
だが、傍らには桜まつりの行灯✨
たしかに、祭りの只中だな…
二の丸の桜はすっかり葉桜。
ライトアップされた桜の向こうに一つだけ見える星はシリウス。
屏風のようなものが置かれて、プロジェクションマッピングか😮
そして廊下橋へ。
ここでもプロジェクションマッピング✨
桜吹雪の向こうに三日月と満月。
まずは正面から。
少し斜めから。
最後は橋をわたって、御門の枡形の中から。
さらに進んで、本丸の石垣が4色のライトに照らし出される向こうに、桜色にライトアップされた天守が見えてくる。
ここを通り抜けて、本丸埋門から本丸へ。
天守は斜めから見上げるところ📸
少し入ったところから、もう一丁📸
鉄門の方へ進んでゆく。
天守から鉄門の方へ伸びる走長屋は、複雑な色合い…
走長屋の方が緑色っぽく、鉄門は普通に照らされている…
ここまでの色彩、グラデーションっぽいな😮
鉄門から出ると桜まつりのメイン会場らしく、提灯などで煌煌と照らし出されている。
そんな西帯曲輪を見守る天守。
最後に太鼓門だけ見て戻ることにするか。
ここが大手になるらしい。
門から外へ続く椿坂の両側には、行灯が並べられている。
雰囲気だけでなく、これのある椿坂は足元の暗い三の丸口よりもだいぶ歩きやすい。
そして、枡形の向こう側にちょうど天守が来るのね😮
では、退散しますか💨
最後に、ちょっと空港の滑走路を連想させた廊下橋の姿を…
やっぱり上品にライトアップされた城には、独特の雰囲気があってイイ✨
★若松城
福島県会津若松市
駐車場は周囲に多数だがシーズン中は混雑するだろう。桜まつり中は市営駐車場の営業時間延長有。
平城
(2024年5月21日 記)