公園になっている第3台場には色々なものが残っていて、公園にするためにレプリカなどもあって楽しめる。
さて第6台場を眺めながら西辺へ。
西辺の土塁上には樹木が茂って、心地の良い日陰をつくっている。
この日は11月なのに夏日寸前だったんじゃ🥵
北辺の見ものは、この波止場。
基部に降りる歩道はあるが、残念ながら中に入ることはできない。
護岸の一部が崩れているらしい…😢
中も🌿🌿が繁茂していて、中の様子は見渡せない…😮
北側に登ったほうが、全貌がよく見えるか…
さて第3台場の見ものはこれぐらいらしいので、レインボーブリッジから芝浦方面に向かいつつ台場たちを俯瞰してみるか💨
レインボーブリッジの下層にはレインボープロムナードという遊歩道があって、芝浦側と台場側を往来できる(夜間〜朝は閉鎖)。
前に進むのがキツイぐらいの強風も吹くので注意が必要。
さて遊歩道に登ると、さっきまでいた第3台場が前方左に見えている。
ここからは波止場の海側がよく見える。
少し歩いて、台場アンカレイジあたりまで来ると、こんどは第6台場が左下に見えてくる。
第6台場に別れを告げて、西へと橋を渡ってゆく。
今残っているのは第3台場と第6台場だけだが、江戸幕府は湾内に11基の台場を築造する計画で、うち5基は完成したとの事。
その跡を探して、まずは第2台場のあった方角を…
中央左、ちょうど小さな船が通過しているあたりらしいが、もちろん何も見えなかった…😢

第3、第6台場とも土を盛っただけとかの素朴なものではなく、周囲を石垣でしっかり固めて波浪に耐えられるようにし、外海に向けて大砲、内海に波止場を設けて防御とロジを考慮した造りになっている…んだろう。
欧米の強国から江戸幕府が受けたプレッシャーをひしひしと感じ取ることができた。
ところで、台場に据え付けられた80ポンドカノン砲は、結局咆哮することなく役目を終えたのだという。
同じ頃には下関や鹿児島湾で日本側の砲台とイギリス艦隊との間で戦闘となり砲台が占領されるという事態も起きている。
江戸湾の台場が同じ命運を辿らなかった事は、近代国家になろうとしていた日本にとって幸運だった、というべきだろうか…
★品川台場 第6台場
東京都港区台場
立入禁止。レインボーブリッジ歩道から俯瞰する。
(2022年11月17日 記)