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持舟城は、東海道線用宗駅の近くに聳える城山に構える城で、地元では「城山さん」と呼ばれて現在の地名「用宗城山町」のもとになっているとの事。

城が築かれたのは今川の時代で、その後今川、武田、徳川により3度の攻防戦を経験していて、重要拠点ぶりが現れている。

 

駐車場が登城口近くにあるので便利だが、入口は少々トリッキー。国道150 号のこの交差点から南に入って、東海道線の踏切直前に右折することわずかで城山への入口が現れる。

 

→現在位置

駐車場は新幹線の真上だった🤩

しょっちゅう列車が通り、その度に城内に轟音が響き渡る🚄

 
このカーブ、なかなかにキツイ😮
車体傾斜を積んでいるN700Aが、車体を大きく傾けて通り抜けている。
かつての700系じゃ270km/h出せなかったカーブかな?
本題に戻れっ😑
 
城内は公園化されていて、少し登ると本曲輪に到達する。
けっこう広くて、ちょっとした公園みたいに整備されている😆
 
傍らには説明板も。
 
主郭の向こう側には堀切があるというので、森に覆われて薄暗い階段を降りてゆく。
坂虎口っぽいけど、土塁などがないので城っぽく見えない…
 
堀切は、なかなか鋭く、立派だった✨
 
反対側はフェンスで塞がれている。
 
堀切の向こう側の曲輪には登れず、歩道を進んでゆく。
最後は物見台のような小山で終わっていた。
 
さて、これで撤収しても良かったが、主郭の北の方にも段郭や堀切があるというので、主郭横の堀切の途中から北側の斜面に入り込んで行った。
 
途端にヤブが濃くなるが、まだ地面も見渡せるし、急斜面を降りるぶんにはホールドがあってイイ🌿🌿
まずは1段目の段郭に降り着く。
削平した跡がしっかり残っている。
 
その下はさらに急傾斜になり、木などに掴まりながら慎重に降りてゆく。
ほどなく、2段目の段郭。
ココもしっかり残っている✨
 
さて、段郭は3段になっているようなので、さらに下の斜面に入ったら…
 
ぐぇ〜🥶何じゃこりゃあ❗
 

全く予想もしていなかった、前も見えなくなりそうな笹ヤブに覆われていた。

もうここまで来てしまったので、仕方なく突入…

 

…したら、突破する事はできて、下の曲輪っぽい向こうの森の中に堀切らしいものがありそうに見えたが、写真に収めても何だか分からないと判断し、ここで撤収した。

 

全体にコンパクトな城だったが、静岡の街や国道150号などが見渡せ、目の前には海も広がる風光明媚な場所に構えている。

往時は交通の要衝で、戦国大名たちが争奪戦を繰り広げたのも頷ける城だった。

 

★持舟城

静岡県静岡市駿河区用宗城山町

駐車場は登城口近くに数台分。新幹線の真上。

山城

 

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(2021年12月16日 記)