犬居城は、以前から目をつけていた城だったが、訪れる機会がなかった…
天竜二俣から国道362号をかなり遡った方にあって、水窪方面によく往来するワタシにとっても、寄り道にはちと遠いと思って躊躇していた😅
今回、レナード彗星狙いで天竜二俣まで来たので、帰り道で寄って攻め登った。
『春野ふれあい公園』の背後の山が城だが、アプローチはこの交差点から国道362号の南側に入り、町中で左に曲がって熱田神社の脇を通って南東側の登城口に行く。
駐車場スペースは2台分。
登城道はココから始まる。
比高100メートルちょいを、四駆の自動車なら登れそうな広い道で、緩やかに登ってゆく。
ちなみに、東海自然歩道だそうだ😮
ひと登りしてヘアピンカーブを曲がり、斜面を斜めに登ってゆくような道を進んでゆくと、道が山に向けてカーブする。
実は、ここが城域の始まり、郭5の虎口だった😮
…という事は、道を登ってきた寄せ手は、この手前で郭5からの矢弾を浴びるワケだ…😨
郭5は削平が甘いように見え、中を突っ切る城道は、なおも登っている💦
隣の郭6を見に入っていくと、横堀があった😮
その奥の郭6は…
まぁ城の末端だから、曲輪の中まで突っ込んでく必要ないか…😅
というわけで、速攻で郭5に戻って、その先…
この城で最初の絶景かも🤩
直進しながら登る城道が、左へ回り込んで郭3に入っている😮
その東曲輪の裾を取り巻くように空堀😮
これ城と気づかずに通過しちゃうの勿体無いぃ〜
…と思うのは城キチの欲目なんだろうなぁ…😅
東曲輪に入る直前、城道は土橋のようになっていた。
その右側には竪堀が落ちていた。
東曲輪には、凹んだ虎口状を通って入る。
東曲輪は、思っていたよりもずいぶん狭いな…
そして説明板がある…と思ったら、東海自然歩道のだった😮
ココは城のも置いてほしいような…😢
『犬居城 東曲輪』みたいな…
ココは城に関する詳しい説明が物見曲輪にしかなくて、その中に曲輪名もある。実はそれ見るまで『東曲輪』という名前も知らなかった…😅💦
そして、右に曲がるとすぐ郭2への虎口が開いていた😮
奥に入ってから眺める土橋がステキ✨
土橋の南側には竪堀が落ちている。
登ると二の曲輪だが、均されて緩やかになった登り坂の先は、もう本曲輪。
本曲輪は、虎口から城道をずっと登った先に、西に面した土手のように細長く伸びていた。
郭2との間の段は高さ3メートルほどか。
その先、物見曲輪に近づくと、急に今様の石垣が現れた😮
丸石をモルタルで固めたやつ…
わりと大きく盛り上がっている物見曲輪だが、そのてっぺんに載っていたヤツは、驚愕モノだった…
どう見ても、コンクリ造りの展望台だった。
だが、『城』をアピールしたかった証に、屋根の入母屋破風はちゃんとデザインされている🤯
コイツは奇抜な模擬天守だったか😮
展望台は異様さ満点だったが、物見曲輪は唯一、ココが城跡であることをアピールしていた。
ちゃんと説明板もある。
物見曲輪の北側は、切岸がハッキリしていた。
犬居城への登城路は東海自然歩道ということもあって、わりとハイカーが多く、賑わいのある山らしかった。
城の遺構だけでなく、山と自然を楽しむハイキングにもイイかも知れない😊
ただ、調子に乗って道なき道を行くなんて事は、やめておいた方がいいだろう。
何故なら、登城道の最初のヘアピンカーブの前が…🥶
★犬居城
静岡市浜松市天竜区春野町堀之内
駐車場スペースは登城口に2〜3台分。
山城
(2021年12月20日 記)