比丘尼城…
関東でも最凶の呼び声高い、鋭い岩稜の奥に構える城…
 
平将門が築き、女性を匿っていたという伝説が残り、その女性の名前から比丘尼城と呼ばれるようになったらしい。
 

Instagramつながりの若い衆 との秩父方面ツアーのラストは、この城を狙うことにしていた。

最初は石間川沿いに入ってルートを探したが、どうしても見つからなかったので県道37号線の万松寺付近から北に伸びる林道を入って、東の方からアタックする事にした。

 

最初はなだらかな植林地だったが、少し行くと急激に高度を下げる尾根に入る。

そのヤセっぷりが、またハンパない🥶

 
少し手前でも同じような尾根が別れていて、非常に間違いやすい。
滑落の危険もあるような急峻な尾根なので、間違えて進入してしまうと戻るにも気力体力を消耗して危険な状態に陥る可能性もあるので、十分に気をつけたい。
 
しかし、若い衆のこの余裕ったら…😮
 
少し行くと、早くも岩峰…
樹木はあるけど、空に向けて突き出してるみたいやんか😮
 

通過するルートはあるが(たしかに左側)、崖の上の狭いバンドを伝って歩くようなところで、高度感がハンパない🥶

岩峰の先も幅30cmばかりの岩尾根で、高所恐怖症のワタシにはとても立って歩けやしないところ…💦

 

その先に岩盤を穿った堀切がある。

堀切自体は真ん中にいれば滑落の危険はないが、情けないことに、写野に指が入ったのを顧みる余裕もありませんでしたワ😅

 
安全圏まで登ってから振り返ったんだが…
両側とも真っ逆さまなのは、ちょっと分かりにくいか…😅💦
 
…ってか
 
何だこの余裕は😮
 
若い衆、絶好調や…😮
ってか、見てるこっちが震え上がってくるワ🥶

フツーの人は真似しちゃダメっすよ😅

 

ちなみに、向こう側に見える隣のピークはなだらかに見えるが、よく見ると山肌に崖がチラホラ見える。

こういう山稜は、トレイルを外れると崖や岩峰、ルンゼやガレ等の凶悪な場所が広がっていることが多く、迂闊に歩き回るのは極めて危険である。

 

ココを越えると城域。

主郭がある。
急峻な山稜で、削平の跡も甘めに見える…

 
が、主郭の南側の一段低いところにも曲輪があって、こちらはしっかりと削平されている。
間違いなく城だな😊
 
かくて、関東最凶との呼び声高い比丘尼城攻めに成功した🙌✨
 
…ってか、今回は若い衆のスパーリングだったか😂
 
 
★比丘尼城
埼玉県秩父市吉田石間
駐車場無し。アプローチとなる林道も荒れている
山城
 
比丘尼城の位置は下記地図中に示した赤点となる。
この位置を攻略するためのスタート地点やルートを自力で描けない限り、この城の攻略は出来ないと考えるべきと思う。
地理院地図(電子国土web)より
 
(2021年11月19日 記)