文化の日のこの日は、天ヶ岳砦周辺の攻め残しを確認しに韮山韮山の地にやって来た。
例によって、蛭ヶ小島の駐車場に車を停めて歩き始める💨
 
 
土手和田砦の復習
 
まずは、9月には草ボーボーだった土手和田砦 から。
 
住宅地を縫うように進んで行き、水神社目指して階段を登り、狭いトレイルから砦に入って行った。
 
だが…
 
土手和田砦は今日も🌿🌿の世界だった😮
気温高い上に日差しがガンガンに照りつけて暑かったし💦
いったい秋🍁はいつ来るんだ…?
 
いちおう、主郭の周りを取り巻く巨大空堀に行ってみたけど…
残念…9月と同じ光景が広がっていた😢
 
 
天ヶ岳南西大堀切
 
続いて、Google mapに出ているけど情報が何もないナゾの存在みたいな『天ヶ岳南西大堀切』だ💨
天ヶ岳砦から土手和田砦への尾根の途中で南に入ったところにある大きな堀切な事はGoogle mapに投稿されていた写真で同定できたが、麓から入れるかどうかを確かめに行かなきゃ〜💨
 
土手和田砦の南の方から東に向かって山へ登ってゆく車道(→入口)があるので、そこへ入って登ってゆく。
日陰の西側斜面から尾根上に出たところに、それらしい方に入ってゆく踏跡が分かれていた。
 
もっとも、入口は笹ヤブに覆われて、入るには勇気がいるところだ😨
 
このヤブは10メートル足らずで終わるので、怯んではイケナイ💨
 
ヤブを抜けると、途中2ヶ所で踏跡が分岐するので、あまり高度のない尾根線を外さぬよう右へ右へと進む。
 
 
正しいルートを選択できれば、ラストの急斜面はトラロープが導いてくれる。
 
掴まって登りきれば南西大堀切に御対面✨
岩盤ムキムキで、底は落ち葉で埋まっているけど素晴らしい堀切✨
 
Google mapの口コミには、この行き方を投げ込んでおいた。
 
和田島砦
 
次は、この尾根の末端にある和田島砦へ💨
 
車道へ戻ってさらに進むと、道は尾根の上を通るようになり、先の方に神社が見えてくる。
若宮八幡宮とあった。
 
車道はこの神社の境内で終わっていた。
神社へのアクセス道だったらしい。
 
そしてこの神社が和田島砦の主郭。
北側から境内に車道が入ってきているので、遺構は改変されてしまっているだろう。
 
東側の土塁は、破片だけが残っていた。
けっこう立派だったんだろう…
 
西側のは、より長い部分が残っていた。
 
主郭の南側、階段の下には立派な鳥居が立っている。
ココも曲輪だったんだろうけど、荒らされたような感じ…
 
段の切岸加工は、割としっかりしている。
 
そして、この曲輪の南端にはハッキリとした虎口状が残る。
虎口の前だけ曲輪が低くなっていて、実は桝形があったのか⁉という妄想が膨らむ…
 
南の方から入ってくる道があるか、と外へ出てみたが、完全な🌿🌿で踏跡は無かった…
 
虎口から砦内を眺める。
 
この砦は、天ヶ岳砦 のある山稜から南西に突き出したツノのような位置にあり、比高も低くて真っ先に攻撃目標にされそうな印象を持った。
土手和田砦や天ヶ岳砦とは尾根続きだが、途中にある南西大堀切付近の山稜は、頻繁に往来するにはいかにも急峻で、大堀切付近から侵入されると孤立する恐れもあったか?🤔
 
実際、韮山城の戦いでは真っ先に落とされたと考えられるとか…😭
 
★天ヶ岳砦南西大堀切
★和田島砦
静岡県伊豆の国市韮山韮山
砦まで車道はあるが狭い。大堀切入口の奥に和田島砦。

 
 
(2021年11月18日 記)