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彦部屋敷を見てきたあとは、一緒に上州まで下向してきた近衛親子が滞在したという桐生城を見に行った。

例によって下調べをほとんどせず、駐車場と登城口だけを目指して突っ込む、いつものパターン💨

そのうち痛い目を見るぞ😳

 

桐生の市街地から県道66号線をしばらく進み、数キロで左に曲がって、舗装された林道を登ってゆくと駐車場がある。

傍らには案内図が立っているんだが、ちょっと草臥れた感じが…

 

しばらく林道を上がると、城への入口が見えてくるんだが…
『関係者以外立入禁止』

と、桐生城の説明板が左右両脇に立っている😮

コレ、入ってイイのかイカンのか、分からんね😳

 

まぁ桐生城へは南東側の県道沿いからも登れるらしいけど、そちらには駐車場が無さそうで、車利用ではココから入城するしか無いだろう。

桐生市のHPなど見ても、この封鎖に関しては記述が無かった😮

 

というワケで、入っちゃえ💨

 

しばらくダンプ道が続き、ドンづまりのココは土砂の山の右端に進む。

 

そして山道に入っていくが、
…チカラシバとかに覆われて、随分と香ばしいじゃないの…😅

 

という区間はトバ口のごくわずかで、ほとんどは歩きやすい山道だった。
チカラシバなんて麓から飛んでくる草だし…

やっぱり土木工事が入ると周りの植生乱れるね😢

 

途中、脇の尾根の休憩所などを通過して登る。

 

右手後方に吾妻山への山道を分けるところが浅い切通状になっていて、城郭はここから始まるようだ。

 

すぐ先には見事な堀切🤩
郭3末端まで来たようだ。

 

西側には、これまたキレイな竪堀が落ちていた✨

 

堀切の東側に立ち上がっている郭3は、ここまでの登城道に正対している。

ここで寄せ手を1列縦隊にさせて正面から矢弾を浴びせる縄張りだが、ここを突破されて背後に回り込まれると郭3は孤立させられるので、守る方はここで出来るだけ食い止めなければいけない。

 

堀切を突破した先の城道も郭3の切岸の下を這っていて、ここを通る間じゅう上からの攻撃にさらされる。

高くて鋭い、見事な切岸だ✨

 
その先、郭3が終わるところには、これまた大きな堀切が横たわっていた😮
歩道を通すために若干削られたり盛られたりした所があるようだが、まぁ仕方あるまい…
 
この堀切からは郭3の西側を守りつつ登ってゆく空堀状が、右奥から入ってきている。
 
この空堀状を登ってゆくと、郭3の突端の方に行くことができる。
最後は、曲輪へ登ってくる溝のようになって、曲輪のてっぺんまで登っている。
 
郭3は北西の末端に行くほど高くなっていて、全体に傾斜がある。
 
末端の最高部はそれほど広くはない。
実際には、あまり多くの兵士を配置することは出来なかったか?
それにしても、この曲輪の突端が、北から押し寄せてくる寄せ手を迎撃する最前線と言うことになる⚔️
こちらに向かってくる城道が見えるかと覗き込んだが、意外とヤブがあって見栄えがしなかった😮
 
郭3の見どころはこのぐらいのようなので、横堀から堀切に戻った。
城はここから東へ城道を進むと郭2、そして主郭となるが、郭2の北側にも尾根が伸びて、曲輪や堀切が並んでいるというので、まずは北の尾根に入ることにした💨
 

(桐生城(柄杓山城) その2に続く)

 

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(2021年11月3日 記)