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天幕城の駐車場に車を停めて徒歩で毒島城、赤堀城と攻略した次は、少しだけ北上して女淵城に車を置き、膳城、山上城と徒歩攻略する事にした。

…けど、後で気付いたんだが、天幕城から女淵城まで、10km無い…

 

全区間徒歩攻略も出来たんじゃ?😮

 

と気付いても、後の祭り😅

女淵城は、中世の城ではあまり見ない、水堀をめぐらせた平城と言うことで、この目で見てみたい思って乗り込んだ💨

自分が見たことないだけや…😳

 

んだが…

 

自分のいる場所が城内のどこなのか、理解するまで非常に時間がかかった😅

本丸の中央に沼があるはずが、なかなか見つからない💦

あちこちウロウロして、やっと見つけたのがこの場所だった😅

→現在位置

 
ここは西郭に立つお宅に向けて水堀を渡る橋だった。
橋から先は私有地で入れないが、橋の奥に構える家の前に、城の石碑がひっそり立っている。
なんかクズの中に埋もれそう…
 
橋の下は確かに水堀だったが、水面が見えないほどのヨシに覆われていた…
 
南東方向に歩くと、城址公園の中心にある西宿沼に行き着いた。
けっこう広くて、釣糸を垂れる人もいた。
奥には、いま歩いてきた西郭が見える。
 
ここに説明板が2つ立っていた。
一番大きな駐車場もココにあって、城址公園の中心になっている。
 
一つは城址公園の地図。
最初からココ来れば迷わなかったろうに…😢
 
もう一つは城についての説明。
築城時期ははっきりせず、戦国時代には上杉、武田、北条の勢力争いの渦中にあって変遷が多く、結局北条の城となった後に、豊臣秀吉の小田原合戦の際にこの城も陥されて廃城になったという。
 
本丸は、西郭と沼を挟んで反対側にあった。
けっこう広くて、キレイに平坦だった✨
これ見るまで曲輪も湿地でズブズブと思い込んでたのはナイショ😅
 
東側には、この城を守る水堀が南北に走っていた。
水堀は全て護岸されていて、往時の姿をとどめてはいないが、縄張りが分かりやすくて嬉しい✨
 
この堀は北の方に伸びて、本丸の北に隣接する北郭の東辺を守っていた。
底は浅くなって空堀になっていたが、用水路みたいなのが走っていた。
正面は上電の築堤
 
上電に行き当たると、北郭の北辺に沿って、やはり底に水路が走る空堀が伸びていた。
 
この水路にはホタルが生息しているらしい😮
 

この堀を西のドンづまりまで行くと、またまた水堀にぶつかる。

奥に見える上電の築堤下から用水路らしいのが流れ込んで、堀に水が湛えられている。
この水堀を南に行けば西宿沼に繋がっている。

 
南西には、これまたかなり広い西郭が広がっている。
最初に見た、橋の向こうのお宅との様相の違いに驚いてしまったが、西郭の大部分は公園に整備されていた。
 
西郭は東と南を水堀に、西と北を空堀に守られている。
こちらは北側の空堀。
底に植栽され、素焼きレンガを敷き詰めた歩道が整備されて、いつも見る土の曲線美は影を潜めているが、城郭遺構であることはハッキリ読み取れる。
 
西側の空堀も似たような感じだった。
 
開発の波にさらされやすい平城でありながら、水堀は護岸されていたものの空堀はしっかり残っていて、縄張りの分かりやすい城だった。
 
最後に、城の北を通る上電の電車を…
 

★女淵城

群馬県前橋市粕川町女淵

駐車場は城址公園内2ヶ所

平城

 

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(2021年9月30日 記)