まったくスゴイ名前だ😮
城の来歴は殆ど分かっていないようで、伝説には永禄年間に青木長綱が居城としていたが、近隣の三浦謙庭と争い、最後は攻め滅ぼされたという。
この時、周りを囲む沼に大蛇が住んでいて攻めあぐねたが、7つの石臼で毒を作って沼に投げ入れて大蛇を追い出し、攻め落としたとか。
周囲の沼は田んぼになっているが、なるほど、そんな伝説を思い起こさせる立地だ😮
奥の丘が城のすぐ背後まで迫って、孤島ではないように見えるが、実際には城と丘の間はかなりの距離があり、正しく田んぼに囲まれている。
城の入口は孤島の左端で、目の前まで砂利道が入っている。
傍らには説明板が立っているが、大蛇を毒で退かせた伝説以外に城の来歴は書かれていなかった。
よく分かっていないということなんだろう。

残っていた遺構は概ねコレだけらしく、空堀や土塁などが全く無い城だった😮
やはり伝説の通り、沼を天然の堀として利用した城で、大蛇のように侵入を妨害することで防御を固める設計思想なのだろう。
険しい山城とはまた、違う見どころがあるようだ。
★毒島城
群馬県前橋市赤堀今井町
入口隣に1台分程度の駐車スペースがあるが農作業で使用されている場合あり
平城
(2021年9月29日 記)