こんにちは。
昨年、定年まであと数年というところで、会社を辞めて色々なものから解放されました。
会社では普通に男として、受け入れてもらっていたから不自由はなかったのですが、身体の造りは変えようがないので、力は弱い。
これは、誰もが感じることだと思う。
FTMが社会で埋没したいなら、筋肉をつけて体力的に劣らないこと。
これだけでも、少しの安心感を得られる。
わたしが、このブログを再開したのは、会社を辞めたからです。
もう、自由に発信してもいいと思えたから…
こんな自分の経験でも、誰かの役にたてれば、長い間何者か、わからず生きてきた人生も、少しは良かったと思えるような気がして…
会社の中では、認知されていても外に出れば誰も知らない訳だから、(営業職だったので)男として見られるようにと余計な力も入る。
もちろん、仕事も純男より出来ないと認めてもらえない気がして…
実際はそんなこと思われていなかったのかもしれないが、できない理由が女だからとは言われたくなかった。
女の骨格。
これだけが女の部分。
あとは違うのに、女と言われてしまう。
普通に男性と女性が働く職場、能力があれば平等に扱われる。(まだまだ、そうでないところもあるかもしれないが)
わたしたちは、埋没してもしなくても、この自分と戦って行かなくてはならない。
だから、そのストレスを少しでも減らせるように筋肉をつけて欲しいと思う。
埋没じゃなくて、第三の性として認知され、自信と自由を手に入れてもらいたいと、心から願います。
人生は、まだまだ先が長く、色々なことが起こるから。
トランスジェンダーと言うことばで、わたしたちの存在を認めてくれた日、そこから始まった人生はそんなに長くはなく、その日が始まりの人は、同じだけしか時が経っていない。
でも、わたしのように人生の半分は過ぎてしまった人もいるし、まだ、長い人生を生きて行かなくてはならない人もいる。
もう人生の半分以上が終わったわたしを、羨ましいと思う人もいるだろう。
その人は、本当に辛いんだろうと想像できる。
それは、わたし自身がそうだったから…
こんな人生、はやく終わってしまえばと懇願する日々だったから…
でも、こんなに短い間に、劇的に変わったんだから、この先、まだ変わる。
筋肉なんかつけなくてもいい日がきっと…
なんか、長くなってしまったので、今日はこの辺で…