レイ・ダリオ
失敗は成功の源
ダリオはどうして卓越した投資家になり得たのか。
浮き沈みの激しいヘッジファンド業界にあって、かくも長きに
わたって生き残ってきたのはなぜか。
その成功の秘訣を解く鍵がバイブルともいえる「原理」
に隠されている。
この「原理」から外れたところでは、価値あるものは何も
生まれない。成功はこれが正しく実践されてのみである。
そのエッセンスは次の「公式」に凝縮されている。
苦痛 + 反省 = 進歩
膨大な分量の「原理」において、ダリオが強調するのが
「失敗は成功の源」という考え方だ。
多くの人が過ちや弱さは悪いものだと考えているが、
「それは大きな誤りだ」
なぜなら失敗や過ちを通じて、人々は学ぶ機会が与えられる
からだ。
なぜ失敗したかを学ぶことで投資家としても成長できる。
「私は過ちや問題を愛している」ダリオはそう語る。
考えられる限りもっとも優秀な人々に対し、自分の考えを
ストレステスト(査定)にかける。
そうすればその考えのどこに誤りやもろさがあるか一目瞭然
になる。
私の人生でもっとも大事な要素は何かと言われたら
それは瞑想のほかにはありません。
瞑想を始めて以来、自分の中にしっかりとした中心が
できるようになった。曇った窓ガラスを通して外の世界を
見ていたのが、ガラスの曇りが取り除かれて、
世界がはっきりみえるようになった。
毎朝20分間、静かに目を閉じる
それだけで心が落ち着き、まるで武道の達人のように、
しなやかな身のこなしで物事に対処できるようになったという。
著者 川上 穣